4.2. イントロスペクションのデバッグ

イントロスペクションをデバッグする際には、以下のリストに示す推奨事項を確認してください。

undercloud.conf ファイルでイントロスペクション用 DHCP 範囲と NIC を確認する
これらの値のいずれかが誤りである場合は修正し、openstack undercloud install コマンドを再度実行します。
DHCP 範囲のノードが許容できるよりも多くのノードでイントロスペクションを試行しないようにする
各ノードの DHCP リースは、イントロスペクションの終了後約 2 分間アクティブな状態を維持します。
ターゲットノードが応答している状態にする
全ノードでイントロスペクションに異常が発生した場合は、設定済みの NIC を使用してネイティブ VLAN 経由でターゲットノードを ping できること、および帯域外インターフェイスの認証情報およびアドレスが正しいことを確認します。
コンソールでイントロスペクションコマンドを確認する
特定のノードをデバッグする際には、ノードのブート時にコンソールを監視し、ノードのイントロスペクションコマンドを確認します。PXE プロセスの完了前にノードが停止した場合は、接続、IP の割り当て、およびネットワーク負荷を確認します。ノードが BIOS を終了し、イントロスペクションイメージでブートする場合は、障害はまれで、ほぼ接続性の問題に関連します。イントロスペクションイメージからのハートビートが、アンダークラウドへの伝送中に中断されないようにします。