2.4. NFV インストールの概要

Red Hat OpenStack Platform director は完全な OpenStack 環境をインストールおよび管理します。director は、アップストリームの OpenStack TripleO プロジェクトをベースとしています。TripleO とは、OpenStack-On-OpenStack の頭文字の O が 3 つあることを意味しています。このプロジェクトは、OpenStack コンポーネントを活用して、完全に機能する OpenStack 環境をインストールします。これには、アンダークラウドと呼ばれる、最小限の OpenStack ノードが含まれます。アンダークラウドは、オーバークラウド (実稼働環境用の OpenStack ノードとして使用される一連のベアメタルシステム) のプロビジョニングと制御を行います。director は、リーンかつ堅牢な Red Hat OpenStack Platform の完全な環境を簡単にインストールできる方法を提供します。

アンダークラウドおよびオーバークラウドのインストールに関する詳細は、Red Hat OpenStack Platform Director Installation and Usage を参照してください。

NFV 機能をインストールするには、以下の手順を実施します。

  • network-environment.yaml ファイルへの SR-IOV および PCI パススルーのパラメーターの追加、CPU チューニング用 post-install.yaml ファイルの更新、compute.yaml ファイルの変更、そして overcloud_deploy.sh スクリプトの実行により、オーバークラウドをデプロイします。
  • NIC から直接データをポーリングして、高速パケット処理用の DPDK ライブラリーおよびドライバーをインストールします。network-environment.yaml ファイルへの DPDK パラメーターの追加、CPU チューニング用 post-install.yaml ファイルの更新、compute.yaml ファイルの更新による DPDK ポートでのブリッジの設定、controller.yaml ファイルの更新によるブリッジと VLAN が設定されたインターフェイスの設定、そして overcloud_deploy.sh の実行により、オーバークラウドをデプロイします。

必要な NFV のプランニングガイドラインと設定についての詳細は、Network Function Virtualization Planning and Configuration Guide を参照してください。