8.2. ワークフローと派生パラメーター

この機能は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト用途にのみご利用いただく機能です。実稼働環境にはデプロイしないでください。テクノロジープレビュー機能についての詳しい情報は、対象範囲の詳細 を参照してください。

Red Hat OpenStack Platform Workflow (mistral) サービスを使用すると、利用可能なベアメタルノードのケイパビリティーに基づいてパラメーターを派生することができます。ワークフローは YAML ファイルを使用して実行するタスクとアクションのセットを定義します。tripleo-common/workbooks/ ディレクトリーにある derive_params.yaml という事前定義済みのワークブックを使用することができます。このワークブックは、ベアメタルのイントロスペクションの結果から、サポートされる各パラメーターを派生するワークフローを提供します。derive_params.yaml のワークフローは、tripleo-common/workbooks/derive_params_formulas.yaml の計算式を使用して、派生パラメーターを計算します。

注記

実際の環境に応じて derive_params_formulas.yaml を変更することができます。

derive_params.yaml ワークブックは、特定のコンポーザブルロール用の全ノードのハードウェア仕様が同じであることを前提としています。ワークフローは、フレーバーとプロファイルの関連付けと、nova の配置スケジューラーを考慮して、ロールに関連付けられたノードを照合し、そのロールと一致する最初のノードのイントロスペクションデータを使用します。

ワークフローの詳細は、ワークフローおよび実行に関するトラブルシューティング を参照してください。

-p または --plan-environment-file オプションを使用して、ワークブックのリストおよび入力値が含まれるカスタムの plan_environment.yaml ファイルを openstack overcloud deploy コマンドに追加することができます。得られるワークフローは派生パラメーターをマージしてカスタムの plan_environment.yaml に戻し、オーバークラウドのデプロイメントに利用できるようになります。

デプロイメントでの --plan-environment-file オプションの使用方法に関する詳しい情報は、プランの環境メタデータ を参照してください。