6.3. アベイラビリティーゾーンの作成

クラウド管理者は、クラウドユーザーがインスタンスを作成する際に選択できるアベイラビリティーゾーンを作成することができます。

手順

  1. アベイラビリティーゾーンを作成するには、新しいアベイラビリティーゾーンホストアグリゲートを作成するか、既存のホストアグリゲートをアベイラビリティーゾーンにすることができます。

    1. 新しいアベイラビリティーゾーンホストアグリゲートを作成するには、以下のコマンドを入力します。

      (overcloud)# openstack aggregate create \
       --zone <availability_zone> \
       <aggregate_name>
      • <availability_zone> をアベイラビリティーゾーンに割り当てる名前に置き換えてください。
      • <aggregate_name> をホストアグリゲートに割り当てる名前に置き換えてください。
    2. 既存のホストアグリゲートをアベイラビリティーゾーンにするには、以下のコマンドを入力します。

      (overcloud)# openstack aggregate set --zone <availability_zone> \
        <aggregate_name>
      • <availability_zone> をアベイラビリティーゾーンに割り当てる名前に置き換えてください。
      • <aggregate_name> をホストアグリゲートの名前に置き換えてください。
  2. オプション: アベイラビリティーゾーンにメタデータを追加します。

    (overcloud)# openstack aggregate set --property <key=value> \
      <aggregate_name>
    • <key=value> をメタデータのキー/値のペアに置き換えてください。キー/値の属性は、必要なだけ追加することができます。
    • <aggregate_name> をアベイラビリティーゾーンホストアグリゲートの名前に置き換えてください。
  3. コンピュートノードをアベイラビリティーゾーンホストアグリゲートに追加します。

    (overcloud)# openstack aggregate add host <aggregate_name> \
      <host_name>
    • <aggregate_name> は、コンピュートノードを追加するアベイラビリティーゾーンホストアグリゲートの名前に置き換えてください。
    • <host_name> は、アベイラビリティーゾーンに追加するコンピュートノードの名前に置き換えてください。