第10章 インスタンスの CPU 機能フラグの設定

ホストコンピュートノードの設定を変更してコンピュートノードをリブートすることなく、インスタンスの CPU 機能フラグを有効または無効にすることができます。インスタンスに適用される CPU 機能フラグの標準的なセットを設定することで、コンピュートノード間でライブマイグレーションの互換性を実現するのに役立ちます。また、特定の CPU モデルにおいてインスタンスのセキュリティーやパフォーマンスに悪影響を与えるフラグを無効にしたり、セキュリティーやパフォーマンスの問題を軽減するフラグを有効したりして、インスタンスのパフォーマンスおよびセキュリティーを管理するのにも役立ちます。

10.1. 前提条件

  • CPU モデルおよび機能フラグが、ホストコンピュートノードのハードウェアおよびソフトウェアでサポートされる必要があります。

    • ホストが対応しているハードウェアを確認するには、コンピュートノードで以下のコマンドを入力します。

      $ cat /proc/cpuinfo
    • ホストが対応している CPU モデルを確認するには、コンピュートノードで以下のコマンドを入力します。

      $ sudo podman exec -it nova_libvirt virsh cpu-models <arch>

      <arch> をアーキテクチャーの名前に置き換えます (例: x86_64)。