2.6. cron を使用したコントロールプレーンノードバックアップのスケジューリング
Ansible backup-and-restore
ロールを使用して、ReaR でコントロールプレーンノードのバックアップをスケジュールできます。/var/log/rear-cron
ディレクトリーでログを確認できます。
前提条件
- バックアップノードに NFS または SFTP サーバーがインストールおよび設定されている。新しい NFS サーバーの作成方法は 「バックアップノードへの NFS サーバーのインストールと設定」 を参照してください。
- アンダークラウドおよびコントロールプレーンノードに ReaR がインストールされている。詳細は、「コントロールプレーンノードへの ReaR のインストール」 を参照してください。
- バックアップの保存用に、バックアップの場所に十分なディスク領域がある。
手順
コントロールプレーンノードのバックアップをスケジュールするには、以下のコマンドを実行します。デフォルトのスケジュールは日曜日の午前 0 時です。
openstack overcloud backup --cron
オプション: デプロイメントに応じてスケジュールが設定されたバックアップをカスタマイズします。
デフォルトのバックアップスケジュールを変更するには、
tripleo_backup_and_restore_cron
パラメーターに別の cron スケジュールを渡します。openstack overcloud backup --cron --extra-vars '{"tripleo_backup_and_restore_cron": "0 0 * * 0"}'
cron がスケジュールされたバックアップを実行する際にバックアップコマンドに追加されるパラメーターを定義するには、以下の例のように
tripleo_backup_and_restore_cron_extra
パラメーターをバックアップコマンドに渡します。openstack overcloud backup --cron --extra-vars '{"tripleo_backup_and_restore_cron_extra":"--extra-vars bar-vars.yaml --inventory /home/stack/tripleo-inventory.yaml"}'
バックアップを実行するデフォルトユーザーを変更するには、以下の例のように
tripleo_backup_and_restore_cron_user
パラメーターを backup コマンドに渡します。openstack overcloud backup --cron --extra-vars '{"tripleo_backup_and_restore_cron_user": "root"}