3.2. アンダークラウドノードの復元
ReaR を使用して作成したバックアップの ISO イメージを使用し、アンダークラウドノードを以前の状態に復元できます。バックアップの ISO イメージは、バックアップノードにあります。ブート可能な ISO イメージを DVD に書き込むか、Integrated Lights-Out (iLO) リモートアクセスを通じてアンダークラウドノードにダウンロードします。
前提条件
- アンダークラウドノードのバックアップを作成している。詳細は、「コントロールプレーンノードのバックアップの作成」を参照してください。
- バックアップノードにアクセスできる。
-
NETWORKING_PREPARATION_COMMANDS
パラメーターで設定したネットワーク設定情報にアクセスできる (ネットワークインターフェイスの OVS ブリッジを使用する場合)。詳細は、「バックアップ用の Open vSwitch (OVS) インターフェイスの設定」 を参照してください。
手順
- アンダークラウドノードの電源をオフにします。次のステップに進む前に、アンダークラウドノードの電源が完全にオフになっていることを確認します。
- バックアップの ISO イメージでアンダークラウドノードをブートします。
Relax-and-Recover
ブートメニューが表示されたら、Recover <undercloud_node>
を選択します。<undercloud_node>
をアンダークラウドノードの名前に置き換えます。注記システムで UEFI を使用している場合は、
Relax-and-Recover (no Secure Boot)
オプションを選択します。root
ユーザーとしてログインし、ノードを復元します。以下のメッセージが表示されます。
Welcome to Relax-and-Recover. Run "rear recover" to restore your system! RESCUE <undercloud_node>:~ # rear recover
アンダークラウドノードの復元プロセスが完了すると、コンソールに以下のメッセージが表示されます。
Finished recovering your system Exiting rear recover Running exit tasks
ノードの電源を切ります。
RESCUE <undercloud_node>:~ # poweroff
ノードをブートすると、以前の状態で再開されます。