2.2. バックアップノードへの NFS サーバーのインストールと設定
バックアップファイルを保存するために、新しい NFS サーバーをインストールして設定できます。バックアップノードに NFS サーバーをインストールして設定するには、インベントリーファイルと SSH キーを順次作成し、NFS サーバーオプションを指定して openstack undercloud backup
コマンドを実行します。
重要
- NFS サーバーまたは SFTP サーバーをインストールして設定している場合は、この手順を実行する必要はありません。バックアップするノードに ReaR を設定するときに、サーバー情報を入力します。
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デフォルトでは、NFS サーバーの Relax and Recover (ReaR) IP アドレスパラメーターは
192.168.24.1
です。使用している環境に一致する IP アドレス値を設定するには、tripleo_backup_and_restore_server
パラメーターを追加する必要があります。
手順
アンダークラウドノードにおいて、source コマンドでアンダークラウドの認証情報を読み込みます。
[stack@undercloud ~]$ source stackrc (undercloud) [stack@undercloud ~]$
アンダークラウドノードで、バックアップノードのインベントリーファイルを作成します。
(undercloud) [stack@undercloud ~]$ cat <<'EOF'> ~/nfs-inventory.yaml [BackupNode] <backup_node> ansible_host=<ip_address> ansible_user=<user> EOF
<ip_address>
および<user>
を、実際の環境に該当する値に置き換えます。公開 SSH 鍵をアンダークラウドノードからバックアップノードにコピーします。
(undercloud) [stack@undercloud ~]$ ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub <backup_node>
<backup_node>
をバックアップノードのパスおよび名前に置き換えます。バックアップノードに NFS サーバーを設定します。
(undercloud) [stack@undercloud ~]$ openstack undercloud backup --setup-nfs --extra-vars /home/stack/bar-vars.yaml --inventory /home/stack/nfs-inventory.yaml