第2章 コントロールプレーンノードのバックアップ
コントロールプレーンノードをバックアップするには、バックアップノードを設定し、コントロールプレーンノードに Relax-and-Recover ツールをインストールし、バックアップイメージを作成します。バックアップは、通常の環境メンテナンスの一環として作成できます。
さらに、更新またはアップグレードを実行する前にコントロールプレーンノードをバックアップする必要があります。更新またはアップグレード時にエラーが発生した場合は、バックアップを使用して、コントロールプレーンノードを以前の状態に復元できます。
2.1. サポート対象のバックアップ形式およびプロトコル
アンダークラウドおよびバックアップ/復元プロセスは、オープンソースのツールである Relax-and-Recover (ReaR) を使用してブート可能なバックアップイメージを作成し、復元します。ReaR は Bash で記述されており、複数のイメージ形式と複数の転送プロトコルをサポートします。
次のリストは、ReaR を使用してアンダークラウドとコントロールプレーンをバックアップおよび復元するときに Red Hat OpenStack Platform がサポートするバックアップ形式とプロトコルを示しています。
- ブート可能なメディア形式
- ISO
- ファイルトランスポートプロトコル
- SFTP
- NFS