13.2. カスタムのホスト名の割り当て

「特定のノード ID の割り当て」のノード ID の設定と組み合わせて、director は特定のカスタムホスト名を各ノードに割り当てることもできます。システムの場所 (例: rack2-row12) を定義する必要がある場合や、インベントリー ID を照合する必要がある場合、またはカスタムのホスト名が必要となるその他の状況において、カスタムのホスト名は便利です。

重要

デプロイ後にノードの名前を変更しないでください。デプロイメント後にノードの名前を変更すると、インスタンスの管理に問題が生じます。

手順

  • 「特定のノード ID の割り当て」で作成した scheduler_hints_env.yaml ファイルなどの環境ファイルで HostnameMap パラメーターを使用します。

    parameter_defaults:
      ControllerSchedulerHints:
        'capabilities:node': 'controller-%index%'
      ComputeSchedulerHints:
        'capabilities:node': 'compute-%index%'
      HostnameMap:
        overcloud-controller-0: overcloud-controller-prod-123-0
        overcloud-controller-1: overcloud-controller-prod-456-0
        overcloud-controller-2: overcloud-controller-prod-789-0
        overcloud-novacompute-0: overcloud-compute-prod-abc-0

    parameter_defaults セクションで HostnameMap を定義し、各マッピングは、HostnameFormat パラメーターを使用して heat が定義する元のホスト名に設定します (例: overcloud-controller-0)。また、2 つ目の値は、ノードに指定するカスタムのホスト名 (overcloud-controller-prod-123-0) にします。

ノード ID の配置と合わせてこの手法を使用して、各ノードにカスタムのホスト名が指定されるようにします。