第1章 OpenStack Platform 15 から 16.1 へのアップグレードの概要

本書では、お使いの Red Hat OpenStack Platform 15 を 16.1 にアップグレードし、環境を最新のパッケージおよびコンテナーで更新するのに役立つワークフローについて説明します。

本ガイドは、以下のバージョンのアップグレードパスを提供します。

現在の OpenStack バージョン新しい OpenStack バージョン

Red Hat OpenStack Platform 15.0

Red Hat OpenStack Platform 16.1

1.1. ワークフローの概要

以下の表には、アップグレードのプロセスに必要なタスクの概要をまとめています。

タスク説明

アップグレードに向けた環境の準備

アップグレードに必要なリポジトリー、モジュール、およびコンテナーの準備および設定を行います。

アンダークラウドのアップグレード

アンダークラウドを最新の OpenStack Platform 16.1 バージョンにアップグレードします。

オーバークラウドのアップグレード

オーバークラウドを最新の OpenStack Platform 16.1 バージョンにアップグレードします。すべての Controller、Compute、および Ceph Storage サービスをアップグレードします。コンバージェンスのコマンドを実行して、オーバークラウドスタックをリフレッシュします。

オーバークラウドのリブート

オーバークラウドをリブートします。