第1章 オールインワン Red Hat OpenStack Platform のインストール
オールインワンのインストール手法では、TripleO を使用して、シンプルな単一ノード環境で Red Hat OpenStack Platform および関連サービスをデプロイします。このインストールを使用して、単一ノードの概念実証、開発、およびテスト用デプロイメントを有効にします。この場合、フォローアップ操作は限定的であるか、まったく必要ありません。
注記
この機能は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト用途にのみご利用いただく機能です。実稼働環境にはデプロイしないでください。テクノロジープレビュー機能の詳細は、対象範囲の詳細 を参照してください。
1.1. 前提条件
- システムには、Red Hat Enterprise Linux 8.2 のベースオペレーティングシステムがインストールされている必要があります。
- TripleO が 2 番目のインターフェイスを設定する間にインターネット接続が中断されないように、システムには 2 つのネットワークインターフェイスが必要です。
- システムに、4 つの CPU、8 GB の RAM、および 30 GB のディスク領域がある。
ネットワーク設定の例
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default
ネットワーク 192.168.122.0/24 に割り当てられたインターフェイスeth0
。一般的な接続には、このインターフェイスを使用します。このインターフェイスには、インターネットアクセスが必要です。 -
management
ネットワークの 192.168.25.0/24 に割り当てられたインターフェイスeth1
。TripleO は、OpenStack サービス用にこのインターフェイスを使用します。