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11.3. ファイル共有バックエンドモード

各共有ドライバーは、少なくとも 1 つの利用可能なドライバーモードをサポートします。

  • 共有用サーバー (driver_handles_share_servers = True): 共有ドライバーは共有サーバーを作成し、共有サーバーのライフサイクルを管理します。
  • 共有用サーバーなし (driver_handles_share_servers = False): ファイル共有サーバーの存在に依存するのではなく、管理者 (共有ドライバーではなく) がネットワークインターフェースでベアメタルストレージを管理します。

共有用サーバーなしモード: このモードでは、ドライバーは共有サーバーを設定しないため、新しいネットワークインターフェースを設定する必要はありません。ドライバーが管理するストレージコントローラーには必要なネットワークインターフェースがすべて含まれていることを前提とします。ドライバーは、以前共有サーバーを作成せずに直接共有を作成します。このモードで稼働するドライバーを使用してファイル共有を作成するには、manila では、いずれかのプライベート共有ネットワークを作成する必要はありません。

注記

共有用サーバーなしモード では、manila は、ファイル共有をエクスポートするネットワークインターフェースがすべてのプロジェクトからすでに到達可能であることを想定します。

共有用サーバーなし モードでは、共有ドライバーは共有サーバーのライフサイクルを処理しません。管理者は、プロジェクトの分離を提供するのに必要なストレージ、ネットワーク、およびその他のホスト側の設定を処理することが想定されます。このモードでは、管理者はファイル共有をエクスポートするホストとしてストレージを設定できます。OpenStack クラウド内のすべてのプロジェクトは、共通のネットワークパイプを共有します。分離がない場合、セキュリティーおよび QoS (Quality of Service) に影響を及ぼす可能性があります。共有用サーバーを処理しない共有ドライバーを使用する場合には、クラウドユーザーは、ファイルシステムの最上位ディレクトリー上のツリーウォークにより、信頼できないユーザーが自分のファイル共有にアクセスできないことを確認することはできません。パブリッククラウドでは、1 つのクライアントですべてのネットワーク帯域幅が使用される可能性があるため、管理者はそうならないように注意する必要があります。ネットワークのバランシングは、必ずしも OpenStack ツールだけを使用しなければならない訳ではなく、どの方法ででも実行できます。

共有用サーバーモード: このモードでは、ドライバーは共有用サーバーを作成して、既存の OpenStack ネットワークにプラグインすることができます。manila は、新規共有用サーバーが必要であるかどうかを判別し、共有ドライバーが必須共有用サーバーを作成するのに必要なすべてのネットワーク情報を提供します。

共有用サーバーを処理するドライバーモードでファイル共有を作成する場合、ユーザーはファイル共有をエクスポートすることを期待する共有ネットワークを提供する必要があります。manila は、このネットワークを使用して、このネットワーク上の共有用サーバーのネットワークポートを作成します。

共有用サーバー および 共有用サーバーなし バックエンドモードの両方で、セキュリティーサービス を設定することができます。ただし、共有用サーバーなし バックエンドモードでは、管理者はホストで必要な認証サービスを手動で設定する必要があります。共有用サーバー モードでは、manila は、生成する共有用サーバーでユーザーが識別するセキュリティーサービスを設定することができます。