1.6. Open vSwitch

Open vSwitch (OVS) は、レガシーの Linux ソフトウェアブリッジと同様の、ソフトウェア定義ネットワーク (SDN: Software-Defined Networking) の仮想スイッチです。OVS は業界標準の OpenFlow および sFlow をサポートし、仮想ネットワークにスイッチングサービスを提供します。OVS と物理スイッチの統合には、STP、LACP、802.1Q VLAN タグ付け等のレイヤー 2 (L2) 機能が必要です。Open vSwitch のバージョン 1.11.0-1.el6 以降は、VXLAN および GRE を使用したトンネリングもサポートします。

ネットワークインターフェイスの結合の詳細については、Advanced Overcloud Customization ガイドの Network Interface Bonding を参照してください。

注記

1 つのブリッジには単一のインターフェイスまたは単一のボンディングのみをメンバーにすると、OVS でネットワークループが発生するリスクを緩和することができます。複数のボンディングまたはインターフェイスが必要な場合には、複数のブリッジを設定することが可能です。