2.2. 高可用性ネットワークの仕様の例
HA デプロイメントの例では、特定の仮想および物理ネットワーク設定を使用します。ご自分のテストデプロイメントのニーズに応じて、設定を調整することができます。
この例には、コントロールプレーンと、オーバークラウドの keystone 管理エンドポイントが設定されたプロビジョニングネットワーク用のハードウェア冗長性は含まれません。高可用性ネットワークを計画する方法は、「高可用性ネットワークのプランニング」 を参照してください。
表2.2 物理ネットワークおよび仮想ネットワーク
物理 NIC | 目的 | VLAN | 説明 |
---|---|---|---|
eth0 | プロビジョニングネットワーク (アンダークラウド) | 該当なし | すべてのノードを director (アンダークラウド) から管理します。 |
eth1 および eth2 | コントローラー/外部 (オーバークラウド) | 該当なし | ボンディングされた NIC および VLAN の組み合わせ |
外部ネットワーク | VLAN 100 | 外部環境からプロジェクトネットワーク、内部 API、および OpenStack Horizon Dashboard へのアクセスを許可します。 | |
内部 API | VLAN 201 | コンピュートノードとコントローラーノード間の内部 API へのアクセスを提供します。 | |
ストレージアクセス | VLAN 202 | コンピュートノードをストレージメディアに接続します。 | |
ストレージ管理 | VLAN 203 | ストレージメディアを管理します。 | |
プロジェクトネットワーク | VLAN 204 | RHOSP にプロジェクトネットワークサービスを提供します。 |