12.3. ceph-ansible リポジトリーの設定
director がオーバークラウドを Red Hat Ceph Storage 4 にアップグレードする前に、Red Hat OpenStack Platform 16.1 の検証フレームワークで ceph-ansible
が適切にインストールされていることを確認します。フレームワークは、CephAnsibleRepo
パラメーターを使用して、ceph-ansible
が正しいリポジトリーからインストールされていることを確認します。openstack overcloud upgrade prepare
コマンドの実行後に director はこのテストを無効にし、テストは Red Hat OpenStack Platform 16.1 オーバークラウドのアップグレード期間中は無効なままとなります。openstack overcloud upgrade converge
コマンドの実行後に、director はこのテストを再度有効にします。ただし、この検証を準備するために、CephAnsibleRepo
パラメーターを Red Hat Ceph Storage Tools 4 for RHEL 8 リポジトリーに設定する必要があります。
手順
-
アンダークラウドに
stack
ユーザーとしてログインします。 オーバークラウドの Ceph Storage 設定が含まれる環境ファイルを編集します。このファイルは、通常
ceph-config.yaml
という名前で、templates
ディレクトリーにあります。$ vi /home/stack/templates/ceph-config.yaml
parameter_defaults
セクションにCephAnsibleRepo
パラメーターを追加します。parameter_defaults: ... CephAnsibleRepo: rhceph-4-tools-for-rhel-8-x86_64-rpms ...
CephAnsibleRepo
は、ceph-ansible
が含まれるリポジトリーを設定します。検証フレームワークでは、このパラメーターを使用して、アンダークラウドにceph-ansible
がインストールされていることを確認します。-
ceph-config.yaml
ファイルを保存します。