15.5. 検証フレームワークのログ形式

検証または検証グループの実行後に、director は各検証の JSON 形式のログを /var/logs/validations ディレクトリーに保存します。ファイルを手動で表示するか、openstack tripleo validator show run --full コマンドを使用して特定の検証 UUID のログを表示することができます。

それぞれの検証ログファイルは、特定の形式に従います。

  • <UUID>_<Name>_<Time>

    UUID
    検証用の Ansible UUID
    名前
    検証の Ansible 名
    Time
    検証を実行した時の開始日時

それぞれの検証ログには、3 つの主要部分が含まれます。

plays

plays セクションには、検証の一部として director が実行したタスクに関する情報が含まれます。

play
プレイはタスクのグループです。それぞれの play セクションには、開始/終了時刻、期間、プレイのホストグループ、ならびに検証 ID およびパス等の、特定のタスクグループに関する情報が含まれます。
tasks
検証を行うために director が実行する個別の Ansible タスク。それぞれの tasks セクションには hosts セクションが含まれ、それぞれの個別ホストで生じたアクションおよびアクションの実行結果が含まれます。tasks セクションには task セクションも含まれ、これにはタスクの期間が含まれます。

stats

stats セクションには、各ホストで実施した全タスクの結果の基本概要 (成功したタスクおよび失敗したタスク等) が含まれます。

validation_output

検証中にいずれかのタスクが失敗したか、警告メッセージが発行された場合、validation_output にその失敗または警告の出力が含まれます。