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7.8. マルチディスククラスターのルートディスクの定義

ノードで複数のディスクが使用されている場合には、director はプロビジョニング時にルートディスクを特定する必要があります。たとえば、ほとんどの Ceph Storage ノードでは、複数のディスクが使用されます。デフォルトでは、プロビジョニングプロセス中 director はルートディスクにオーバークラウドイメージを書き込みます。

以下の属性を定義すると、director がルートディスクを特定するのに役立ちます。

  • model (文字列): デバイスの ID
  • vendor (文字列): デバイスのベンダー
  • serial (文字列): ディスクのシリアル番号
  • hctl (文字列): SCSI のホスト、チャンネル、ターゲット、Lun
  • size (整数):デバイスのサイズ (GB 単位)
  • wwn (文字列): 一意のストレージ ID
  • wwn_with_extension (文字列): ベンダー拡張子を追加した一意のストレージ ID
  • wwn_vendor_extension (文字列): 一意のベンダーストレージ ID
  • rotational (ブール値): 回転式デバイス (HDD) には true、そうでない場合 (SSD) には false。
  • name (文字列): デバイス名 (例: /dev/sdb1)。
重要

name プロパティーは、永続デバイス名が付いたデバイスにのみ使用します。他のデバイスのルートディスクを設定する際に、name を使用しないでください。この値は、ノードのブート時に変更される可能性があります。

シリアル番号を使用してルートデバイスを指定できます。

手順

  1. 各ノードのハードウェアイントロスペクションからのディスク情報を確認します。以下のコマンドを実行して、ノードのディスク情報を表示します。

    (undercloud)$ openstack baremetal introspection data save 1a4e30da-b6dc-499d-ba87-0bd8a3819bc0 | jq ".inventory.disks"

    たとえば、1 つのノードのデータで 3 つのディスクが表示される場合があります。

    [
      {
        "size": 299439751168,
        "rotational": true,
        "vendor": "DELL",
        "name": "/dev/sda",
        "wwn_vendor_extension": "0x1ea4dcc412a9632b",
        "wwn_with_extension": "0x61866da04f3807001ea4dcc412a9632b",
        "model": "PERC H330 Mini",
        "wwn": "0x61866da04f380700",
        "serial": "61866da04f3807001ea4dcc412a9632b"
      }
      {
        "size": 299439751168,
        "rotational": true,
        "vendor": "DELL",
        "name": "/dev/sdb",
        "wwn_vendor_extension": "0x1ea4e13c12e36ad6",
        "wwn_with_extension": "0x61866da04f380d001ea4e13c12e36ad6",
        "model": "PERC H330 Mini",
        "wwn": "0x61866da04f380d00",
        "serial": "61866da04f380d001ea4e13c12e36ad6"
      }
      {
        "size": 299439751168,
        "rotational": true,
        "vendor": "DELL",
        "name": "/dev/sdc",
        "wwn_vendor_extension": "0x1ea4e31e121cfb45",
        "wwn_with_extension": "0x61866da04f37fc001ea4e31e121cfb45",
        "model": "PERC H330 Mini",
        "wwn": "0x61866da04f37fc00",
        "serial": "61866da04f37fc001ea4e31e121cfb45"
      }
    ]
  2. openstack baremetal node set --property root_device= を入力して、ノードのルートディスクを設定します。ルートディスクを定義するのに最も適切なハードウェア属性値を指定します。

    (undercloud)$ openstack baremetal node set --property root_device='{"serial":"<serial_number>"}' <node-uuid>

    たとえば、ルートデバイスをシリアル番号が 61866da04f380d001ea4e13c12e36ad6 の disk 2 に設定するには、以下のコマンドを実行します。

    (undercloud)$ openstack baremetal node set --property root_device='{"serial": "61866da04f380d001ea4e13c12e36ad6"}' 1a4e30da-b6dc-499d-ba87-0bd8a3819bc0
    注記

    各ノードの BIOS を設定して、選択したルートディスクからのブートを含めるようにします。最初にネットワークからのブートを試み、次にルートディスクからのブートを試みるように、ブート順序を設定します。

    director は、ルートディスクとして使用する特定のディスクを把握します。openstack overcloud deploy コマンドを実行すると、director はオーバークラウドをプロビジョニングし、ルートディスクにオーバークラウドのイメージを書き込みます。