8.3. コンポーザブルネットワークを使用した Ceph Dashboard のデプロイ

デフォルトのプロビジョニングネットワークではなく、コンポーザブルネットワークに Ceph Dashboard をデプロイすることができます。これにより、プロビジョニングネットワークに Ceph Dashboard サービスを公開する必要がなくなります。Dashboard をコンポーザブルネットワークにデプロイする際に、別個の承認プロファイルを実装することもできます。

最初にオーバークラウドをデプロイする場合にのみ Dashboard を新規ネットワークに適用することができるので、デプロイ前に使用するネットワークを選択する必要があります。Dashboard を既存の外部ネットワークに適用することや、プロビジョニングネットワーク以外の既存のネットワークのいずれかを再利用することはできません。デプロイ前にコンポーザブルネットワークを選択するには、以下の手順を使用します。

手順

  1. アンダークラウドに stack ユーザーとしてログインします。
  2. Controller 固有のロールを生成して、Dashboard コンポーザブルネットワークを追加します。

    $ openstack overcloud roles generate -o /home/stack/roles_data_dashboard.yaml ControllerStorageDashboard Compute BlockStorage ObjectStorage CephStorage
    結果
    • 新しい ControllerStorageDashboard ロールは、コマンドの出力として定義される roles_data.yaml 内に生成されます。overcloud deploy コマンドを使用する場合には、このファイルをテンプレート一覧に含める必要があります。

      注: ControllerStorageDashboardロールには、CephNFSnetwork_data_dashboard.yamlも含まれていません。

    • director は、コンポーザブルネットワークを定義するネットワーク環境ファイルを提供します。このファイルのデフォルトの場所は、/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/network_data_dashboard.yamlです。overcloud deploy コマンドを使用する場合には、このファイルをオーバークラウドのテンプレート一覧に含める必要があります。
  3. openstack overcloud deploy コマンドに、デプロイメントに含まれるすべての環境ファイルと共に以下の環境ファイルを追加します。

    $ openstack overcloud deploy \
      --templates \
      -r /home/stack/roles_data.yaml \
      -n /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/network_data_dashboard.yaml \
      -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/network-isolation.yaml \
      -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/network-environment.yaml \
      -e <overcloud_environment_files> \
      -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/ceph-ansible/ceph-ansible.yaml \
      -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/ceph-ansible/ceph-dashboard.yaml

    <overcloud_environment_files> をデプロイメントに追加する環境ファイルの一覧に置き換えます。

    結果
    これにより、デプロイメントは grafana、prometheus、alertmanager、および node-exporter コンテナーが含まれる外部スタックを構成します。Ceph Dashboard Manager モジュールは、このスタックのバックエンドで、grafana レイアウトを組み込むことで、Ceph クラスター固有のメトリックをエンドユーザーに提供します。