Menu Close

第5章 Ceph Storage クラスターのカスタマイズ

director は、デフォルト設定を使用してコンテナー化された Red Hat Ceph Storage をデプロイします。Ceph Storage をカスタマイズするには、デフォルト設定を上書きします。

前提条件

コンテナー化された Ceph Storage をデプロイするには、オーバークラウドのデプロイメント時に /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/ceph-ansible/ceph-ansible.yaml ファイルを追加します。この環境ファイルは、以下のリソースを定義します。

  • CephAnsibleDisksConfig: このリソースは Ceph Storage ノードのディスクレイアウトをマッピングします。詳細は、「Ceph Storage ノードのディスクレイアウトのマッピング」を参照してください。
  • CephConfigOverrides: このリソースは、その他のすべてのカスタム設定を Ceph Storage クラスターに適用します。

これらのリソースを使用して、director がコンテナー化された Ceph Storage に設定するすべてのデフォルトを上書きします。

手順

  1. Red Hat Ceph Storage 4 Tools リポジトリーを有効にします。

    $ sudo subscription-manager repos --enable=rhceph-4-tools-for-rhel-8-x86_64-rpms
  2. ceph-ansible パッケージをアンダークラウドにインストールします。

    $ sudo dnf install ceph-ansible
  3. Ceph Storage クラスターをカスタマイズするには、新しい環境ファイル (/home/stack/templates/ceph-config.yaml など) でカスタムのパラメーターを定義します。お使いの環境ファイルの parameter_defaults セクションで以下の構文を使用して、Ceph Storage クラスターの設定を適用することができます。

    parameter_defaults:
      CephConfigOverrides:
        section:
          KEY:VALUE
    注記

    CephConfigOverrides パラメーターは、ceph.conf ファイルの [global] セクションのほか、[osd][mon]、および [client] などの他のセクションにも適用できます。セクションを指定すると、key:value データは指定されたセクションに送信されます。セクションを指定しないと、データはデフォルトで [global] セクションに送信されます。Ceph Storage の設定、カスタマイズ、およびサポートされるパラメーターに関する詳細は、『Red Hat Ceph Storage 設定ガイド』を参照してください。

  4. KEY および VALUE を適用する Ceph クラスター設定に置き換えてください。たとえば、global セクションでは max_open_filesKEY で、131072 が対応する VALUE になります。

    parameter_defaults:
      CephConfigOverrides:
        global:
          max_open_files: 131072
        osd:
          osd_scrub_during_recovery: false

    この設定は、Ceph クラスターの設定ファイルで定義された以下のような設定となります。

    [global]
    max_open_files = 131072
    [osd]
    osd_scrub_during_recovery = false

5.1. ceph-ansible グループ変数の設定

ceph-ansible ツールは、Ceph Storage クラスターをインストールおよび管理するために使用される Playbook です。

ceph-ansible ツールには group_vars ディレクトリーがあり、設定オプションとこれらのオプションのデフォルト設定を定義します。group_vars ディレクトリーを使用して Ceph Storage パラメーターを設定します。

group_vars ディレクトリーの詳細は、『Red Hat Ceph Storage Installation Guide』「Installing a Red Hat Ceph Storage cluster」を参照してください。

director の変数デフォルトを変更するには、CephAnsibleExtraConfig パラメーターを使用して heat 環境ファイルの新しい値を渡します。たとえば、ceph-ansible のグループ変数 journal_size を 40960 に設定するには、journal_size を以下のように定義した環境ファイルを作成します。

parameter_defaults:
  CephAnsibleExtraConfig:
    journal_size: 40960
重要

ceph-ansible のグループ変数を変更するには、オーバーライドパラメーターを使用します。アンダークラウドの /usr/share/ceph-ansible ディレクトリーのグループ変数を直接編集しないでください。