3.6. cron を使用したコントロールプレーンノードバックアップのスケジューリング
重要
この機能は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト用途にのみご利用いただく機能です。実稼働環境にはデプロイしないでください。テクノロジープレビュー機能に関する詳細は、対象範囲の詳細 を参照してください。
cron ジョブを設定し、Ansible backup-and-restore
ロールを使用して ReaR でコントロールプレーンノードのバックアップを作成することができます。/var/log/rear-cron
ディレクトリーでログを確認することができます。
前提条件
- バックアップノードに NFS または SFTP サーバーがインストールおよび設定されている。新しい NFS サーバーの作成方法は 「バックアップノードへの NFS サーバーのインストールと設定」 を参照してください。
- アンダークラウドおよびコントロールプレーンノードに ReaR がインストールされている。詳細は、「コントロールプレーンノードへの ReaR のインストール」 を参照してください。
- バックアップの保存用に、バックアップの場所に十分なディスク領域がある。
手順
アンダークラウドノードで、以下のコマンドを入力してバックアップ用のスクリプトを作成します。
[stack@undercloud ~]$ cat <<'EOF' > /home/stack/execute-rear-cron.sh #!/bin/bash OWNER="stack" TODAY=`date +%Y%m%d` FILE="/var/log/rear-cron.${TODAY}" sudo touch ${FILE} sudo chown ${OWNER}:${OWNER} ${FILE} CURRENTTIME=`date` echo "[$CURRENTTIME] rear start" >> ${FILE} source /home/stack/stackrc && /usr/bin/openstack overcloud backup 2>&1 >> ${FILE} CURRENTTIME=`date` echo "[$CURRENTTIME] rear end" >> ${FILE} EOF
/home/stack/execute-rear-cron.sh
スクリプトに実行可能な権限を設定します。[stack@undercloud ~]$ chmod 755 /home/stack/execute-rear-cron.sh
crontab -e
コマンドで crontab ファイルを編集し、任意のエディターで以下の cron ジョブを追加します。ファイルに加えた変更を保存するようにしてください。[stack@undercloud ~]# $ crontab -e #adding the following line 0 0 * * * /home/stack/execute-rear-cron.sh
/home/stack/execute-rear-cron.sh
スクリプトは、stack ユーザーにより午前 0 時に実行されるようにスケジュールされます。cron ジョブがスケジュールされていることを確認するには、以下のコマンドを入力します。
[stack@undercloud ~]$ crontab -l
コマンド出力には、スケジュールされている cron ジョブが表示されます。
0 0 * * * /home/stack/execute-rear-cron.sh