第1章 オーバークラウド設定の概要

Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) director は、完全な機能を実装した OpenStack 環境 (オーバークラウドとしても知られる) をプロビジョニング/作成するためのツールセットを提供します。基本的なオーバークラウドの準備と設定については、『director のインストールと使用方法』に記載しています。ただし、実稼働環境レベルのオーバークラウドには、以下のような追加設定が必要となる場合があります。

  • 既存のネットワークインフラストラクチャーにオーバークラウドを統合するための基本的なネットワーク設定
  • 特定の OpenStack ネットワークトラフィック種別を対象とする個別の VLAN 上でのネットワークトラフィックの分離
  • パブリックエンドポイント上の通信をセキュリティー保護するための SSL 設定
  • NFS、iSCSI、Red Hat Ceph Storage、および複数のサードパーティー製ストレージデバイスなどのストレージオプション
  • Red Hat コンテンツ配信ネットワークまたは内部の Red Hat Satellite 5/6 サーバーへのノードの登録
  • さまざまなシステムレベルのオプション
  • OpenStack サービスの多様なオプション
注記

本ガイドに記載する例は、オーバークラウドを設定するためのオプションのステップです。これらのステップは、オーバークラウドに追加の機能を提供する場合にのみ必要です。環境の要件に該当するステップを使用してください。