5.4. 異なる Ceph プールへのカスタムの属性の割り当て

デフォルトでは、director で作成した Ceph プールには、同じ配置グループの数 (pg_num および pgp_num) とサイズが設定されます。「 5章Ceph Storage クラスターのカスタマイズ 」に記載のいずれかの方法を使用して、これらの設定をグローバルで上書きし、全プールに同じ値を適用することが可能です。

それぞれの Ceph プールに異なる属性を適用することもできます。そのためには、CephPools パラメーターを使用します。

parameter_defaults:
  CephPools:
    - name: POOL
      pg_num: 128
      application: rbd

POOL を設定するプールの名前に置き換えて、さらに配置グループの数を表す pg_num 設定を指定します。この設定で、指定したプールのデフォルトの pg_num が上書きされます。

CephPools パラメーターを使用する場合には、アプリケーションの種別も指定する必要があります。Compute、Block Storage、および Image Storage のアプリケーション種別は、例に示すように rbd に設定します。ただし、プールの使用目的に応じて、別のアプリケーションの種別を指定しなければならない場合があります。たとえば、gnocchi メトリックプールのアプリケーション種別は openstack_gnocchi です。詳細は、『Storage Strategies Guide』「Enable Application」を参照してください。

CephPools パラメーターを使用しない場合には、director により適切なアプリケーションの種別が自動的に設定されます。ただし、デフォルトのプールの一覧だけが対象です。

CephPools パラメーターを使用して、新たなカスタムプールを作成することもできます。たとえば、custompool というプールを追加するには、以下のように設定します。

parameter_defaults:
  CephPools:
    - name: custompool
      pg_num: 128
      application: rbd

これにより、デフォルトのプールに加えて新たなカスタムプールが作成されます。

ヒント

一般的な Ceph ユースケースの標準的なプール設定は、Ceph Placement Groups (PGs) per Pool Calculator を参照してください。この計算ツールは通常、Ceph プールを手動で設定するためのコマンドの生成に使用されます。このデプロイメントでは、仕様に基づいて director がプールを設定します。

警告

Red Hat Ceph Storage 3 (Luminous) では、OSD に設定可能な最大 PG 数 (デフォルトは 200) にハード制限が追加されました。このパラメーターは 200 を超える値に上書きしないでください。Ceph PG の数が最大値を超えたことで問題が発生した場合には、mon_max_pg_per_osd ではなく、pg_num をプールごとに調整して問題に対処します。