4.5.3. ネットワークサービス

OpenStack Network インフラストラクチャーを設計するための初期アーキテクチャーフェーズでは、適切なセキュリティー制御および監査のメカニズムを特定できるようにするためにも、適切な専門知識で物理ネットワークインフラストラクチャーのデザインをアシストできるようにしておくことが重要です。

OpenStack Networking は、プロジェクト固有の仮想ネットワークをアーキテクトする機能を提供する、仮想ネットワークサービスのレイヤーを追加します。現在、これらの仮想化サービスは、従来のネットワークに対応するネットワークほど成熟していません。このような仮想化サービスの現在の状態を、仮想化および従来のネットワーク境界に実装する必要のあるコントロールを定めるため、それらを採用する前にこれらの仮想化サービスの現在の状態を考慮してください。

4.5.3.1. VLAN およびトンネリングを使用した L2 分離

OpenStack Networking は、プロジェクト/ネットワークの組み合わせ: VLAN (IEEE 802.1Q タグ付け) または VXLAN または GRE カプセル化を使用する L2 トンネルのトラフィック分離に、2 つの異なるメカニズムを使用できます。OpenStack デプロイメントのスコープおよびスケーリングは、トラフィックの分離または分離に使用する方法を決定します。