11.5. モニタリング、アラート、およびレポート

インスタンスは、ホスト間で複製可能なサーバーイメージです。したがって、物理ホストと仮想ホスト間と同様にロギングを適用することが推奨されます。ホストやデータへのアクセスイベント、ユーザーの追加および削除、権限の変更、要件で規定されるその他のイベントなどのオペレーティングシステムやアプリケーションイベントをログに記録する必要があります。結果をログアグリゲーターにエクスポートすることを検討してください。ログアグリゲーターは、ログイベントを収集し、解析用に関連付け、参照または今後のアクション用に保管します。これを実行するための一般的なツールの 1 つは、ELK スタックまたは Elasticsearch、Logstash、および Kibana です。

注記

これらのログは、定期的に確認したり、ネットワークオペレーションセンター (NOC) によって実行されるライブビュー内で監視する必要もあります。

さらに、どのイベントがその後にアクションのレスポンダーに送信されるアラートのトリガーになるかを把握する必要があります。

詳細は、『 監視ツール設定ガイド』を参照してください。

11.5.1. 更新およびパッチ

ハイパーバイザーは、独立した仮想マシンを実行します。このハイパーバイザーは、オペレーティングシステム内または直接 (ベアメタルと呼ばれる) ハードウェア上で実行できます。ハイパーバイザーの更新は、仮想マシンに伝播されません。たとえば、デプロイメントが KVM を使用し、CentOS 仮想マシンのセットがある場合、KVM への更新では CentOS 仮想マシンで実行されているものは更新されません。

仮想マシンの明確な所有権を所有者に割り当て、その所有者が仮想マシンの強化、デプロイメント、および継続する機能を実施することを検討してください。また、更新を定期的にデプロイする計画を作成し、最初に実稼働環境と類似する環境でテストする必要があります。