4.5.3.3. L2 トンネリング

ネットワークトンネリングは、各プロジェクト/ネットワークの組み合わせを、その組み合わせに属するネットワークトラフィックの特定に使用される一意の “tunnel-id” と組み合わせてカプセル化します。プロジェクトの L2 ネットワーク接続は、物理ローリティーまたは下層のネットワーク設計とは独立しています。IP パケット内にトラフィックをカプセル化することで、そのトラフィックはレイヤー 3 の境界をまたがり、事前設定済みの VLAN および VLAN トランク接続の必要性がなくなります。トンネリングにより、ネットワークデータのトラフィックに難読化のレイヤーが追加され、個別のプロジェクトトラフィックの可視性が、ビューのモニターポイントを模倣します。

OpenStack Networking は現在 GRE および VXLAN カプセル化の両方をサポートしています。L2 分離を提供する技術は、デプロイメントで作成されるプロジェクトネットワークのスコープおよびサイズによって異なります。