3.8. LDAP ベースのサービスとの統合

Identity サービス (keystone) は、Microsoft Active Directory Domain Services (AD DS) および Red Hat Identity Management (IdM) などの LDAP ベースのサービスに保存されているユーザーアカウントを認証できます。このユースケースでは、keystone は LDAP ユーザーデータベースの認証を読み取り専用でアクセスし、認証されたアカウントに割り当てられた authZ 権限で管理を維持します。authZ 機能 (パーミッション、ロール、プロジェクト) は keystone によって実行されます。この場合、パーミッションとロールは、keystone の管理ツールを使用して LDAP アカウントに割り当てられます。

3.8.1. LDAP 統合の仕組み

以下の図では、keystone は暗号化された LDAPS 接続を使用して Active Directory Domain Controller に接続します。ユーザーが horizon にログインすると、keystone は指定したユーザー認証情報を受け取り、authZ 向けに Active Directory に渡します。

ad 統合 keystone v3

OpenStack と AD DS の統合および IdM の統合に関する情報は、『統合ガイド』を参照してください。https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_openstack_platform/15/html-single/integrate_with_identity_service/