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第21章 レイヤー 3 高可用性の設定

本章では、OpenStack Networking のデプロイメントにおけるレイヤー 3 高可用性 (L3 HA) の役割について説明し、ネットワークの仮想ルーターを保護する実装手順を記載します。

21.1. 高可用性なしの OpenStack Networking

高可用性機能が有効化されていない OpenStack Networking デプロイメントは、物理ノードの障害からの影響を受けやすくなります。

一般的なデプロイメントでは、テナントが仮想ルーターを作成します。この仮想ルーターは、物理 L3 エージェントノードで実行されるようにスケジューリングされます。L3 エージェントノードがなくなると、そのノードに依存していた仮想マシンは外部ネットワークと接続できなくなります。したがって、Floating IP アドレスも利用できなくなります。また、そのルーターがホストするネットワーク間の接続も失われます。