Menu Close

8.4. Cumulus Linux スイッチの設定

8.4.1. トランクポートの設定

OpenStack Networking により、インスタンスは物理ネットワーク上にすでに存在する VLAN に接続することができます。トランク という用語は、単一のポートで複数の VLAN が通過を許可することを意味します。トランクにより、VLAN は、仮想スイッチを含む複数のスイッチを橋渡しすることができます。たとえば、物理ネットワークで VLAN110 としてタグされたトラフィックが、コンピュートノードに到達すると、8021q モジュールによってタグ付けされたトラフィックが vSwitch 上の適切な VLAN にダイレクトされます。

8.4.1.1. Cumulus Linux スイッチでのトランクポートの設定

Cumulus Linux スイッチを使用する場合には、以下のような設定構文を使用して、VLAN 100 と 200 のトラフィックがインスタンスに到達できるように設定することが可能です。この設定では、物理ノードのトランシーバーが物理スイッチポート (swp1 および swp2) に接続されていることを前提としています。

注記

これらの値は、単なる例に過ぎません。変更せずにそのままコピーしてスイッチの設定に貼り付けると、機能が予期せず停止してしまう可能性があります。

auto bridge
iface bridge
  bridge-vlan-aware yes
  bridge-ports glob swp1-2
  bridge-vids 100 200

8.4.2. アクセスポートの設定

コンピュートノード上の全 NIC がインスタンスのトラフィックを伝送する訳ではないので、複数の VLAN が通過できるように設定する必要はありません。このようなポートに設定する必要があるのは VLAN 1 つのみで、管理トラフィックやブロックストレージデータの転送などの他の運用上の要件を満たす必要がある可能性があります。これらのポートはアクセスポートとして一般的に知られており、必要な設定は通常、トランクポートよりも簡単です。

8.4.2.1. Cumulus Linux スイッチでのアクセスポートの設定

ネットワークレイアウト例」の図に示した例を使用して、swp1 (Cumulus Linux スイッチ上) をアクセスポートとして設定します。この設定では、物理ノードの NIC がイーサネットケーブルにより物理スイッチのインターフェースに接続されていることを前提としています。Cumulus Linux スイッチは、管理インターフェースに eth を、アクセス/トランクポートに swp を使用します。

注記

これらの値は、単なる例に過ぎません。変更せずにそのままコピーしてスイッチの設定に貼り付けると、機能が予期せず停止してしまう可能性があります。

auto bridge
iface bridge
  bridge-vlan-aware yes
  bridge-ports glob swp1-2
  bridge-vids 100 200


auto swp1
iface swp1
  bridge-access 100


auto swp2
iface swp2
  bridge-access 200

8.4.3. LACP ポートアグリゲーションの設定

LACP により、複数の物理 NIC をバンドルして単一の論理チャネルを形成することができます。LACP は 802.3ad (または、Linux ではボンディングモード 4) としても知られており、負荷分散と耐障害性のための動的なボンディングを作成します。LACP は、物理 NIC と物理スイッチポートの両方の物理エンドで設定する必要があります。

8.4.3.1. 物理 NIC 上での LACP の設定

Cumulus Linux では物理 NIC を設定する必要はありません。

8.4.3.2. Cumulus Linux スイッチでの LACP の設定

ボンディングの設定には、/etc/network/interfaces を編集して bond0 の内容を追加します。

auto bond0
iface bond0
   address 10.0.0.1/30
   bond-slaves swp1 swp2 swp3 swp4
注記

更新した設定を sudo ifreload -a を実行して再読み込みし、変更を適用することを忘れないでください。

8.4.4. MTU の設定

特定の種別のネットワークトラフィックには、MTU サイズの調整が必要な場合があります。たとえば、特定の NFS または iSCSI のトラフィックには、ジャンボフレーム (9000 バイト) が推奨される場合があります。

注記

MTU の設定は、エンドツーエンド (トラフィックが通過すると想定されている全ホップ) で変更する必要があります。これには、仮想スイッチが含まれます。OpenStack 環境における MTU の変更についての説明は、「9章MTU の設定」を参照してください。

8.4.4.1. Cumulus Linux スイッチでの MTU の設定

以下の例では、Cumulus Linux スイッチでジャンボフレームを有効にします。

auto swp1
iface swp1
  mtu 9000

更新した設定を sudo ifreload -a を実行して再読み込みし、変更を適用することを忘れないでください。

8.4.5. LLDP ディスカバリーの設定

デフォルトでは、LLDP サービスはデーモン (lldpd) として実行され、スイッチのブート時に起動します。

全ポート/インターフェースの LLDP

cumulus@switch$ netshow lldp
Local Port  Speed  Mode         Remote Port   Remote Host Summary
----------  ---    ---------    -----  -----  ----------- --------
eth0        10G    Mgmt         ====   swp6   mgmt-sw     IP: 10.0.1.11/24
swp51       10G    Interface/L3 ====   swp1   spine01     IP: 10.0.0.11/32
swp52       10G    Interface/L  ====   swp1   spine02     IP: 10.0.0.11/32