5.8.2. ホスト上の全インスタンスの退避

指定したコンピュートノード上の全インスタンスを退避させることができます。

手順

  1. 障害の発生したコンピュートノードに管理者としてログインします。
  2. コンピュートノードを無効にします。

    (overcloud) [stack@director ~]$ openstack compute service set \
    <host> <service> --disable
    • <host> をインスタンスの退避元となるコンピュートノードの名前に置き換えてください。
    • <service> を無効にするサービスの名前 (例: nova-compute) に置き換えてください。
  3. 指定したコンピュートノード上の全インスタンスを退避させます。

    (overcloud) [stack@director ~]$ nova host-evacuate [--target_host <dest>] [--force] <host>
    • <dest> をインスタンスの退避先となるコンピュートノードの名前に置き換えてください。退避先を指定しなかった場合には、Compute のスケジューラーがノードを選択します。退避先に指定可能なコンピュートノードを確認するには、以下のコマンドを使用します。

      (overcloud) [stack@director ~]$ openstack hypervisor list
    • <host> をインスタンスの退避元となるコンピュートノードの名前に置き換えてください。