4.6. director のインストール

director をインストールして基本的なインストール後タスクを行うには、以下の手順を実施します。

手順

  1. 以下のコマンドを実行して、アンダークラウドに director をインストールします。

    [stack@director ~]$ openstack undercloud install

    このコマンドで、director の設定スクリプトを起動します。director により追加のパッケージがインストールされ、undercloud.conf の設定に応じてサービスが設定されます。このスクリプトは、完了までに数分かかります。

    スクリプトにより、完了時には 2 つのファイルが生成されます。

    • undercloud-passwords.conf: director サービスの全パスワード一覧
    • stackrc: director のコマンドラインツールへアクセスできるようにする初期化変数セット
  2. このスクリプトは、全 OpenStack Platform サービスのコンテナーも自動的に起動します。以下のコマンドを使用して、有効化されたコンテナーを確認してください。

    [stack@director ~]$ sudo podman ps
  3. stack ユーザーを初期化してコマンドラインツールを使用するには、以下のコマンドを実行します。

    [stack@director ~]$ source ~/stackrc

    プロンプトには、OpenStack コマンドがアンダークラウドに対して認証および実行されることが表示されるようになります。

    (undercloud) [stack@director ~]$

director のインストールが完了しました。これで、director のコマンドラインツールが使用できるようになりました。