Red Hat Training
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第22章 仮想デバイスの識別に対するタグの使用
複数のネットワークインターフェースまたはブロックデバイスを使用してインスタンスを起動している場合には、デバイスのタグ付け機能を使用して各デバイスの目的のロールとインスタンスのオペレーティングシステムを通信させることができます。インスタンスの起動時に、デバイスにタグが割り当てられ、メタデータ API とコンフィグドライブ (有効な場合) を使用してインスタンスのオペレーティングシステムに公開されます。
タグは、以下のパラメーターを使用して設定されます。
-
--block-device tag=device metadata
-
--nic tag=device metadata
たとえば、以下のコマンドは、--block-device
および --nic
のタグパラメーターを使用してインスタンスを作成します。
$ nova boot test-vm --flavor m1.tiny --image cirros \ --nic net-id=55411ca3-83dd-4036-9158-bf4a6b8fb5ce,tag=nfv1 \ --block-device id=b8c9bef7-aa1d-4bf4-a14d-17674b370e13,bus=virtio,tag=database-server NFVappServer
割り当てらるタグが既存のインスタンスのメタデータに追加され、メタデータ API とコンフィグドライブ上の両方に公開されます。上記の例では、以下の devices
セクションがメタデータに表示されます。
- meta_data.json の例:
{ "devices": [ { "type": "nic", "bus": "pci", "address": "0030:00:02.0", "mac": "aa:00:00:00:01", "tags": ["nfv1"] }, { "type": "disk", "bus": "pci", "address": "0030:00:07.0", "serial": "disk-vol-227", "tags": ["database-server"] } ] }
デバイスタグのメタデータは、メタデータ API から GET /openstack/latest/meta_data.json
として確認できます。コンフィグドライブが有効で、インスタンスのオペレーティングシステムの /configdrive にマウントされている場合には、このメタデータは /configdrive/openstack/latest/meta_data.json にも表示されます。