Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform

オーバークラウドのパラメーター

Red Hat OpenStack Platform 14

Red Hat OpenStack Platform オーバークラウドのコアテンプレートコレクションをカスタマイズするためのパラメーター

OpenStack Documentation Team Team

概要

本書は、Red Hat OpenStack Platform のオーバークラウドをカスタマイズするパラメーターについて記載します。本書は、『オーバークラウドの高度なカスタマイズ』ガイドと併せてご利用ください。

第1章 オーバークラウドのコアパラメーター

パラメーター説明

AddVipsToEtcHosts

ネットワーク別の仮想 IP を各ノードの /etc/hosts に追加するには、True に設定します。デフォルト値は True です。

CloudDomain

ホストに使用する DNS ドメイン。これは、アンダークラウドで設定されている dhcp_domain と一致する必要があります。デフォルト値は localdomain です。

CloudName

そのクラウドの DNS 名。デフォルト値は、overcloud.localdomain です。

CloudNameCtlplane

そのクラウドのコントロールプレーンエンドポイントの DNS 名。デフォルト値は overcloud.ctlplane.localdomain です。

CloudNameInternal

そのクラウドの内部 API エンドポイントの DNS 名。デフォルト値は overcloud.internalapi.localdomain です。

CloudNameStorage

ci-overcloud.storage.tripleo.org など、そのクラウドのストレージエンドポイントの DNS 名。デフォルト値は overcloud.storage.localdomain です。

CloudNameStorageManagement

そのクラウドのストレージ管理エンドポイントの DNS 名。デフォルト値は overcloud.storagemgmt.localdomain です。

ControlFixedIPs

コントロールプレーンの固定仮想 IP を定義します。この値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

ControlPlaneSubnet

アンダークラウドの OpenStack Networking (neutron) コントロールプレーンのサブネットの名前。デフォルト値は ctlplane-subnet です。

ControlPlaneSubnetCidr

コントロールプレーンネットワークのサブネット CIDR。このパラメーターは、ctlplane サブネットの cidr 属性から自動的に解決されます。

DeployIdentifier

これを一意の値に設定すると、Heat stack-update で設定を行うデプロイメントタスクが再度実行されます。

DeploymentServerBlacklist

トリガーされたデプロイメントからブラックリスト登録するサーバーのホスト名の一覧

EndpointMapOverride

計算された EndpointMap をオーバーライドするのに使用することができます。

ExtraConfig

クラスターに挿入する追加の hiera 設定

ExtraHostFileEntries

/etc/hosts に追記する追加のホストエントリーの一覧

HypervisorNeutronPhysicalBridge

各ハイパーバイザー上に作成する Open vSwitch ブリッジ。このパラメーターはデフォルトでは、br-ex に設定されます。この値は、コントロールプレーンノードと同じです。この設定により、Open vSwitch エージェントの設定が統一されます。通常、この値は変更する必要はありません。デフォルト値は br-ex です。

HypervisorNeutronPublicInterface

HypervisorNeutronPhysicalBridge に追加するインターフェース。デフォルト値は nic1 です。

InternalApiVirtualFixedIPs

InternalApiVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

NeutronControlPlaneID

コントロールプレーンネットワークの ID または名前。デフォルト値は ctlplane です。

NeutronPublicInterface

外部ブリッジに接続するためのインターフェース。デフォルト値は nic1 です。

NodeCreateBatchSize

ノード作成の最大バッチサイズ。バッチサイズは、32 ノードを超過しないことを推奨します。デフォルト値は 30 です。

PublicVirtualFixedIPs

PublicVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

RabbitCookieSalt

RabbitMQ クッキーのソルト。無作為に生成される RabbitMQ クッキーを強制的に変更するには、この値を変更します。デフォルト値は unset です。

RedisVirtualFixedIPs

Redis で使用する仮想 IP の IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

ServerMetadata

オーバークラウドでノードを作成するために Nova に渡される追加のプロパティーまたはメタデータ。Nova メタデータ API 経由でアクセスできます。

StorageMgmtVirtualFixedIPs

StorageMgmgVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

StorageVirtualFixedIPs

StorageVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

UpdateIdentifier

stack-update の実行中に前回使用されなかった値を設定すると、全ノードでパッケージの更新がトリガーされます。

第2章 ロールベースのパラメーター

_ROLE_ はロール名に置き換えます。たとえば、_ROLE_Count には ControllerCount を使用します。

パラメーター説明

_ROLE_Count

1 つのロールにデプロイするノード数

_ROLE_ExtraConfig

クラスターに挿入する、ロール固有の追加の hiera 設定

_ROLE_HostnameFormat

ノードのホスト名の形式。%index% はノードのインデックス (例: 0/1/2) に、%stackname% はスタック名 (例: overcloud) に置き換えられる点に注意してください。デフォルト値は %stackname%-_ROLE_-%index% です。

_ROLE_Parameters

サービスに提供される任意のロール固有のパラメーター

_ROLE_RemovalPolicies

特定のリソースの削除が必要な更新の実行時に、そのロールの ResourceGroup から削除されるリソースの一覧

_ROLE_SchedulerHints

オプションのスケジューラーのヒント (nova)

_ROLE_Services

ROLE のロール上にインストールする必要のある各サービスのネストされたスタックを表すサービスリソース の一覧 (OpenStack Orchestration (heat) resource_registry で設定される)。

第3章 デバッグパラメーター

以下のパラメーターにより、サービス単位でデバッグモードを設定することができます。Debug パラメーターは、全サービスのグローバルパラメーターとして機能し、サービスごとのパラメーターは個別のサービス上のグローバルパラメーターの効果をオーバーライドすることができます。

パラメーター説明

AodhDebug

OpenStack Telemetry Alarming (aodh) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

BarbicanDebug

OpenStack Key Manager (barbican) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。

CeilometerDebug

OpenStack Telemetry (ceilometer) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

CinderDebug

OpenStack Block Storage (cinder) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

CongressDebug

OpenStack Policy-as-a-Service (congress) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。

Debug

全サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルトは False です。

GlanceDebug

OpenStack Image Storage (glance) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。

GnocchiDebug

OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

HeatDebug

OpenStack Orchestration (heat) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

HorizonDebug

OpenStack Dashboard (horizon) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。

IronicDebug

OpenStack Bare Metal (ironic) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

KeystoneDebug

OpenStack Identity (keystone) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。

ManilaDebug

OpenStack Shared File Systems (manila) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

MistralDebug

OpenStack Workflow (mistral) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

NeutronDebug

OpenStack Networking (neutron) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

NeutronL3AgentDebug

OpenStack Networking (neutron) の L3 エージェントのデバッグを有効化するには、True に設定します。

NovaDebug

OpenStack Compute (nova) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

OctaviaDebug

OpenStack Load Balancing-as-a-Service (octavia) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

PankoDebug

OpenStack Telemetry Event Storage (panko) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

SaharaDebug

OpenStack Clustering (sahara) サービスのデバッグを有効化するには、True に設定します。

ZaqarDebug

OpenStack Messaging (zaqar) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。

第4章 ポリシーパラメーター

以下のパラメーターにより、サービスごとにポリシーを設定することができます。

パラメーター説明

AodhApiPolicies

OpenStack Telemetry Alarming (aodh) API 向けに設定するためのポリシーのハッシュ

BarbicanPolicies

OpenStack Key Manager (barbican) 向けに設定するポリシーのハッシュ

CinderApiPolicies

OpenStack Block Storage (cinder) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

CongressPolicies

OpenStack Policy Framework (congress) 向けに設定するポリシーのハッシュ

Ec2ApiPolicies

EC2-API 向けに設定するポリシーのハッシュ

GlanceApiPolicies

OpenStack Image Storage (glance) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

GnocchiApiPolicies

OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

HeatApiPolicies

OpenStack Orchestration (heat) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

IronicApiPolicies

OpenStack Bare Metal (ironic) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

KeystonePolicies

OpenStack Identity (keystone) 向けに設定するポリシーのハッシュ

MistralApiPolicies

OpenStack Workflow (mistral) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

NeutronApiPolicies

OpenStack Networking (neutron) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

NovaApiPolicies

OpenStack Compute (nova) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

OctaviaApiPolicies

OpenStack Load Balancing-as-a-Service (octavia) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

PankoApiPolicies

OpenStack Telemetry Event Storage (panko) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

SaharaApiPolicies

OpenStack Clustering (sahara) API 向けに設定するポリシーのハッシュ

ZaqarPolicies

OpenStack Messaging (zaqar) 向けに設定するポリシーのハッシュ

第5章 Ceph Storage パラメーター

パラメーター説明

CephAdminKey

Ceph 管理クライアントのキー。ceph-authtool --gen-print-key で作成することができます。

CephAnsibleDisksConfig

ceph-ansible のディスク設定。デフォルト値は {'osd_scenario': 'collocated', 'devices': ['/dev/vdb'], 'journal_size': 512} です。

CephAnsibleEnvironmentVariables

デフォルトをオーバーライドする Ansible 環境変数のマッピング

CephAnsibleExtraConfig

ceph-ansible Playbook の追加の変数。

CephAnsiblePlaybook

実行する ceph-ansible Playbook へのパスの一覧。指定しない場合には、実施中の操作のタイプ (デプロイ/更新/アップグレード) に応じて Playbook が自動的に決定されます。デフォルト値は ['default'] です。

CephAnsiblePlaybookVerbosity

ansible-playbook コマンドに渡される、-v-vv 等に対応する数値。デフォルト値は 1 です。

CephAnsibleSkipTags

スキップする ceph-ansible タグの一覧。デフォルト値は package-install,with_pkg です。

CephClientKey

Ceph クライアントのキー。現在は、外部の Ceph デプロイメントでの OpenStack ユーザーキーリング作成のみに使用されています。ceph-authtool --gen-print-key で作成することができます。

CephClusterFSID

Ceph クラスター FSID。UUID である必要があります。

CephClusterName

Ceph クラスター名。デフォルト値は ceph です。

CephConfigOverrides

ceph.conf にダンプする追加の設定

CephExternalMonHost

外部で管理される Ceph Mon Host IP の一覧。外部の Ceph デプロイメントにのみ使用されます。

CephIPv6

IPv6 アドレスにバインドする Ceph デーモンを有効化します。デフォルトは false です。

CephManilaClientKey

Ceph クライアントキー。ceph-authtool --gen-print-key で作成することができます。

CephMdsKey

MDS サービスの cephx キー。ceph-authtool --gen-print-key を使用して作成できます。

CephMonKey

Ceph 監視クライアントのキー。ceph-authtool --gen-print-key で作成することができます。

CephPoolDefaultPgNum

RBD プールに使用するデフォルト pg_num。デフォルト値は 128 です。

CephPoolDefaultSize

デフォルトで適用される RBD コピーのデフォルトの最小レプリカ数。デフォルト値は 3 です。

CephPools

事前定義されたプールの 1 つの設定をオーバーライドするか、追加の設定を作成します。例: { "volumes": { "size": 5, "pg_num": 128, "pgp_num": 128 } }

CephRbdMirrorConfigure

ローカルプールとリモートプール間で設定のミラーリングを実施します。デフルト値は True です。

CephRbdMirrorCopyAdminKey

すべてのノードに管理者の鍵をコピーします。デフォルト値は False です。

CephRbdMirrorPool

リモートクラスターにミラーリングするローカルプールの名前

CephRbdMirrorRemoteCluster

ローカルクラスターからリモート Ceph クラスターに与えられる名前。鍵は /etc/ceph ディレクトリーにあります。デフォルト値は not-ceph です。

CephRbdMirrorRemoteUser

rbd-mirror デーモンでは、ユーザーはリモートクラスターとの認証が必要です。デフォルトでは、この鍵は /etc/ceph/<remote_cluster>.client.<remote_user>.keyring にあります。

CephRgwClientName

RADOSGW サービスのクライアント名

CephRgwKey

RADOSGW クライアントの cephx キー。ceph-authtool --gen-print-key を使用して作成できます。

CephValidationDelay

検証チェックの間隔 (秒単位)。デフォルト値は 30 です。

CephValidationRetries

Ceph の検証の再試行回数。デフォルト値は 40 です。

CinderBackupRbdPoolName

Block Storage (cinder) のバックアップが有効化されている場合に使用するプール。デフォルトは backups です。

CinderRbdExtraPools

OpenStack Block Storage (cinder) の RBD バックエンドに使用する追加の Ceph プールの一覧。追加の OpenStack Block Storage (cinder) RBD バックエンドドライバーは、この一覧の各プールに作成されます。これは、CinderRbdPoolName に関連付けられた標準の RBD バックエンドドライバーに追加されます。

CinderRbdPoolName

Block Storage (cinder) サービスに使用するプール。デフォルトは volumes です。

DeploymentServerBlacklist

トリガーされたデプロイメントからブラックリスト登録するサーバーのホスト名の一覧

GlanceRbdPoolName

Image Storage (glance) サービスに使用するプール。デフォルトは images です。

GnocchiRbdPoolName

Telemetry ストレージに使用するプール。デフォルトは metrics です。

LocalCephAnsibleFetchDirectoryBackup

ceph-ansible フェッチディレクトリーからのデータのコピーを保持するアンダークラウド上のファイルシステムへのパス。Swift の fetch_directory バックアップの代替として使用します。パスは、config-download から Ansible を実行するユーザーが読み取り/書き込み可能でなければなりません。たとえば、mistral-executor コンテナーの mistral ユーザーは、/var/lib/mistral/ceph_fetch への読み取り/書き込みが可能です。

ManilaCephFSCephFSAuthId

Shared File System サービス (manila) の CephFS ユーザー ID。デフォルトは manila です。

ManilaCephFSDataPoolName

ファイル共有のストレージに使用するプール。デフォルトは manila_data です。

ManilaCephFSDataPoolPGNum

ファイル共有ストレージの CephFS データプールの配置グループ数

ManilaCephFSMetadataPoolName

ファイル共有のメタデータストレージに使用するプール。デフォルトは manila_metadata です。

ManilaCephFSMetadataPoolPGNum

ファイル共有ストレージの CephFS メタデータプールの配置グループ数

ManilaCephFSShareBackendName

ファイル共有ストレージの CephFS ファイル共有のバックエンド名

NovaRbdPoolName

Compute ストレージに使用するプール。デフォルトは vms です。

第6章 Block Storage (cinder) パラメーター

パラメーター説明

CinderCronDbPurgeAge

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Age)。デフォルト値は 30 です。

CinderCronDbPurgeDestination

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Log destination)。デフォルト値は /var/log/cinder/cinder-rowsflush.log です。

CinderCronDbPurgeHour

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

CinderCronDbPurgeMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

CinderCronDbPurgeMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

CinderCronDbPurgeMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

CinderCronDbPurgeUser

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (User)。デフォルト値は cinde です。

CinderCronDbPurgeWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

CinderDefaultVolumeType

OpenStack Block Storage (cinder) のデフォルトボリュームタイプの名前。デフォルト値は tripleo です。

CinderEnableDBPurge

OpenStack Block Storage (cinder) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

CinderPassword

cinder-api で使用する、Cinder サービスアカウントのパスワード

CinderWorkers

Block Storage サービスのワーカー数を設定します。デフォルト値は、ノードにある CPU コア数と同じ数値です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

第7章 Image Storage (glance) パラメーター

パラメーター説明

CephClusterName

Ceph クラスター名。デフォルト値は ceph です。

GlanceBackend

使用するバックエンドの省略名。swiftrbdfile のいずれかにする必要があります。デフォルト値は swift です。

GlanceEnabledImportMethods

有効化されたイメージのインポートメソッドの一覧。この一覧内での有効な値は glance-directweb-download です。デフォルト値は web-download です。

GlanceImageConversionOutputFormat

イメージ変換プラグインの希望する出力フォーマット。デフォルト値は raw です。

GlanceImageImportPlugins

有効化されたイメージのインポートプラグインの一覧。この一覧内での有効な値は image_conversioninject_metadatano_op です。デフォルト値は ['no_op'] です。

GlanceImageMemberQuota

1 イメージあたりのイメージメンバーの最大数。マイナスの値を指定すると無制限に設定されます。デフォルト値は 128 です。

GlanceLogFile

OpenStack Image (glance) のストレージからのメッセージのログ記録に使用するファイルのパス

GlanceNetappNfsEnabled

GlanceBackend: file を使用する場合は、Netapp がイメージストレージ用に NFS 共有をマウントします。デフォルト値は False です。

GlanceNfsEnabled

GlanceBackend: file を使用する場合は、イメージストレージ用に NFS 共有をマウントします。デフォルト値は False です。

GlanceNfsOptions

GlanceNfsEnabled が true の場合のイメージストレージの NFS マウントオプション。デフォルト値は intr,context=system_u:object_r:glance_var_lib_t:s0 です。

GlanceNfsShare

GlanceNfsEnabled が true の場合にイメージストレージ用にマウントする NFS 共有

GlanceNodeStagingUri

イメージのインポート時に使用するステージングロケーションを指定する URI。デフォルト値は file:///var/lib/glance/staging です。

GlanceNotifierStrategy

OpenStack Image Storage (glance) の通知キューに使用するストラテジー。デフォルト値は noop です。

GlancePassword

Image Storage サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

GlanceStagingNfsOptions

NFS イメージインポートのステージングの NFS マウントオプション。デフォルト値は _netdev,bg,intr,context=system_u:object_r:glance_var_lib_t:s0 です。

GlanceStagingNfsShare

イメージインポートのステージングをマウントするための NFS 共有

GlanceWorkers

Image Storage サービスのワーカー数を設定します。デフォルト値は、ノードにある CPU コア数と同じ数値です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

NetappShareLocation

イメージストレージ用にマウントする Netapp 共有 (GlanceNetappNfsEnabled が true の場合)

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

第8章 Orchestration (heat) パラメーター

パラメーター説明

HeatAuthEncryptionKey

heat-engine の認証暗号化キー

HeatConvergenceEngine

コンバージェンスアーキテクチャーの heat エンジンを有効化します。デフォルト値は True です。

HeatCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの「元」ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

HeatCronPurgeDeletedAge

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Age)。デフォルト値は 30 です。

HeatCronPurgeDeletedAgeType

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Age type)。デフォルト値は days です。

HeatCronPurgeDeletedDestination

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Log destination)。デフォルト値は /dev/null です。

HeatCronPurgeDeletedEnsure

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Ensure)。デフォルト値は present です。

HeatCronPurgeDeletedHour

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Hour)。デフォルト値は 0 です。

HeatCronPurgeDeletedMaxDelay

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

HeatCronPurgeDeletedMinute

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Minute)。デフォルト値は 1 です。

HeatCronPurgeDeletedMonth

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

HeatCronPurgeDeletedMonthday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

HeatCronPurgeDeletedUser

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (User)。デフォルト値は heat です。

HeatCronPurgeDeletedWeekday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

HeatEnableDBPurge

OpenStack Orchestration (heat) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

HeatEnginePluginDirs

プラグインを検索するディレクトリーアレイ

HeatMaxJsonBodySize

OpenStack Orchestration (heat) API の JSON 要求本文の RAW データ型最大バイトサイズ。デフォルト値は 4194304 です。

HeatMaxNestedStackDepth

スタックのネスト深さの最大値。デフォルト値は 6 です。

HeatMaxResourcesPerStack

最上位のスタックごとに許容できる最大リソース。-1 は無制限です。デフォルト値は 1000 です。

HeatPassword

Orchestration サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

HeatReauthenticationAuthMethod

長時間のタスクが完了するように、トークン期限切れ時の再認証を許可します。この設定は指定したあらゆるユーザートークンの有効期限に優先する点に注意してください。

HeatStackDomainAdminPassword

OpenStack Identity (keystone) の OpenStack Orchestration (heat) ドメインの管理者パスワード

HeatWorkers

Heat サービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

第9章 Dashboard (horizon) パラメーター

パラメーター説明

HorizonAllowedHosts

OpenStack Dashboard (horizon) が実行中のサーバーの IP/ホスト名の一覧。ヘッダーチェックに使用します。デフォルト値は * です。

HorizonCustomizationModule

OpenStack Dashboard (horizon) には、カスタマイズを行うためのグローバルオーバーライドメカニズムがあります。

HorizonPasswordValidator

パスワード検証のための正規表現

HorizonPasswordValidatorHelp

パスワード検証のためのヘルプテキスト

HorizonSecret

Web サーバーの秘密鍵

HorizonSecureCookies

OpenStack Dashboard (horizon) で CSRF_COOKIE_SECURE / SESSION_COOKIE_SECURE を設定します。デフォルト値は False です。

HorizonVhostExtraParams

OpenStack Dashboard (horizon) vhost 設定の追加のパラメーター。デフォルト値は {'priority': 10, 'access_log_format': '%a %l %u %t \\"%r\\" %>s %b \\"%%{}{Referer}i\\" \\"%%{}{User-Agent}i\\"', 'options': ['FollowSymLinks', 'MultiViews'], 'add_listen': True} です。

InternalTLSCAFile

内部ネットワーク内のサービスに TLS が使用される場合に使うデフォルト CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

MemcachedIPv6

Memcached の IPv6 機能を有効化します。デフォルト値は False です。

第10章 Bare Metal (ironic) パラメーター

パラメーター説明

AdditionalArchitectures

有効にする追加のアーキテクチャーの一覧

IronicAutomatedClean

自動消去を有効または無効にします。自動消去を無効にすると、セキュリティー上の問題が生じ、再ビルド時にデプロイメントに失敗する場合があります。この機能の無効化がもたらす影響を理解した上で、このパラメーターを False に設定してください。デフォルト値は True です。

IronicCleaningDiskErase

初回のデプロイメントおよび再デプロイメントの前に行うディスク消去の種類。完全消去するには full を指定し、ディスクのメタデータのみを消去するには metadata を指定します (パーティションテーブル)。デフォルト値は full です。

IronicCleaningNetwork

ベアメタルノードの消去に使用するオーバークラウドネットワークの名前または UUID。デフォルト値の provisioning は、初期のデプロイメント中 (ネットワークがまだ作成されていない時点) はそのまま使用することができますが、デプロイ後のスタックの更新時に実際の UUID に変更する必要があります。

IronicCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの「元」ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

IronicDefaultBootOption

ベアメタルインスタンスの起動方法。ローカルのブートローダーを使用するには local に設定します (パーティションイメージには grub2 が必要です)。PXE/iPXE を使用してコントローラーからインスタンスをブートするようにするには、netboot に設定します。デフォルト値は local です。

IronicDefaultDeployInterface

デフォルトで使用するデプロイインターフェースの実装。ハードウェア種別のデフォルトを使用する場合には、空欄のままにします。

IronicDefaultInspectInterface

デフォルトで使用する検査インターフェースの実装。ハードウェア種別のデフォルトを使用する場合には、空白のままにします。

IronicDefaultNetworkInterface

デフォルトで使用されるネットワークインターフェースの実装。 Flat プロバイダーネットワークを使用するには、flat に設定します。他のネットワーク種別と特定の高度なネットワーク機能を有効化するために OpenStack Bare Metal (ironic) が OpenStack Networking (neutron) ML2 ドライバーと対話するようにするには、neutron に設定します。IronicProvisioningNetwork を正しく設定する必要があります。デフォルト値は flat です。

IronicDefaultRescueInterface

使用するデフォルトレスキューの実装。「agent」レスキューには互換性のある RAM ディスクを使用する必要があります。デフォルト値は agent です。

IronicDefaultResourceClass

新しいノードで使用するデフォルトのリソースクラス

IronicDeployLogsStorageBackend

ramdisk ログの保管に使用するバックエンドで、"local" または "swift"。デフォルト値は local です。

IronicEnableStagingDrivers

ステージングドライバーの使用を有効化するかどうか。デフォルト値は False です。

IronicEnabledBiosInterfaces

有効化される BIOS インターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['no-bios'] です。

IronicEnabledBootInterfaces

有効化されるブートインターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['pxe'] です。

IronicEnabledConsoleInterfaces

有効化されるコンソールインターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['ipmitool-socat', 'no-console'] です。

IronicEnabledDeployInterfaces

有効化されるデプロイインターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['iscsi', 'direct'] です。

IronicEnabledHardwareTypes

有効化される OpenStack Bare Metal (ironic) のハードウェア種別。デフォルト値は ['ipmi', 'redfish'] です。

IronicEnabledInspectInterfaces

有効化される検査インターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['no-inspect'] です。

IronicEnabledManagementInterfaces

有効化される管理インターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'redfish'] です。

IronicEnabledNetworkInterfaces

有効化されるネットワークインターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['flat', 'neutron'] です。

IronicEnabledPowerInterfaces

有効化される電源インターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'redfish'] です。

IronicEnabledRaidInterfaces

有効化される RAID インターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['no-raid', 'agent'] です。

IronicEnabledRescueInterfaces

有効化されるレスキューインターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['no-rescue', 'agent'] です。

IronicEnabledStorageInterfaces

有効化されるストレージインターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['cinder', 'noop'] です。

IronicEnabledVendorInterfaces

有効化されるベンダーインターフェースの実装。各ハードウェア種別に、少なくとも 1 つ実装を有効化する必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'no-vendor'] です。

IronicForcePowerStateDuringSync

同期中、電源状態を強制的に変更するかどうか。デフォルト値は True です。

IronicIPXEEnabled

デプロイメントに PXE の代わりに iPXE を使用するかどうか。デフォルト値は True です。

IronicIPXEPort

iPXE の使用時にイメージの提供に使用するポート。デフォルト値は 8088 です。

IronicIPXETimeout

IPXE のタイムアウト (秒単位)。タイムアウトを無効にするには 0 に設定します。デフォルト値は 60 です。

IronicInspectorCollectors

IPA 検査コレクターのコンマ区切りリスト。デフォルト値は default,logs です。

IronicInspectorDiscoveryDefaultDriver

新規検出されたノードに使用するデフォルトのドライバー (IronicInspectorEnableNodeDiscovery が True に設定されている必要があります)。このドライバーは、enabled_drivers に自動的に追加されます。デフォルト値は ipmi です。

IronicInspectorEnableNodeDiscovery

OpenStack Bare Metal (ironic) で イントロスペクションの ramdisk を PXE ブートする未知のノードを ironic-inspector が登録するようにします。新規ノードに使用するデフォルトのドライバーは IronicInspectorDiscoveryDefaultDriver パラメーターによって指定されます。これは、イントロスペクションのルールを使用して指定することもできます。デフォルト値は False です。

IronicInspectorExtraProcessingHooks

デフォルトリストに追記するプロセスフックのコンマ区切りリスト。デフォルト値は extra_hardware,lldp_basic,local_link_connection です。

IronicInspectorIPXEEnabled

検査に iPXE を使用するかどうか。デフォルト値は True です。

IronicInspectorInterface

検査の dnsmasq がリッスンするネットワークインターフェース。デフォルト値は br-ex です。

IronicInspectorIpRange

検査プロセス中にノードに提供される一時的な IP 範囲。これは、OpenStack Networking (neutron) DHCP によって割り当てられる範囲と重なってはなりませんが、ironic-inspector に戻るようにルーティングする必要があります。このオプションには有意なデフォルトがないため、設定は必須です。

IronicInspectorKernelArgs

OpenStack Bare Metal (ironic) インスペクターのカーネル引数。デフォルト値は ipa-inspection-dhcp-all-interfaces=1 ipa-collect-lldp=1 ipa-debug=1 です。

IronicInspectorSubnets

検査プロセス中にノードに提供される一時的な IP 範囲。これらの範囲は、OpenStack Networking (neutron) DHCP によって提供される範囲と重なってはなりませんが、ironic-inspector API に戻るようにルーティングする必要があります。このオプションには有意なデフォルトがなく、設定は必須です。

IronicInspectorUseSwift

イントロスペクションデータの保管に Swift を使用するかどうか。デフォルト値は True です。

IronicPassword

Bare Metal サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

IronicProvisioningNetwork

IronicDefaultNetworkInterfaceneutron に設定されている場合にベアメタルノードのプロビジョニングに使用されるオーバークラウドネットワークの名前または UUID。デフォルト値の provisioning は、初期のデプロイメント中 (ネットワークがまだ作成されていない時点) はそのまま使用することができますが、デプロイ後のスタックの更新時に実際の UUID に変更する必要があります。デフォルト値は provisioning です。

IronicRescuingNetwork

IronicDefaultRescueInterface が「no-rescue」に設定されていない場合に、ベアメタルノードのレスキューに使用される オーバークラウド ネットワークの名前または UUID。デフォルト値の「provisioning」は、初期のデプロイメント中 (ネットワークがまだ作成されていない時点) はそのまま使用することができますが、デプロイ後のスタックの更新時には実際の UUID に変更する必要があります。デフォルト値は provisioning です。

第11章 Identity (keystone) パラメーター

パラメーター説明

AdminEmail

OpenStack Identity (keystone) の管理者アカウントのメール。デフォルト値は admin@example.com です。

AdminPassword

OpenStack Identity (keystone) の管理アカウントのパスワード

AdminToken

OpenStack Identity (keystone) のシークレットおよびデータベースのパスワード

KeystoneChangePasswordUponFirstUse

このオプションを有効化すると、ユーザーの作成時や、管理者がパスワードをリセットした場合に、ユーザーによるパスワードの変更が必要となります。

KeystoneCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの「元」ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

KeystoneCredential0

最初の OpenStack Identity (keystone) の認証情報キー。有効なキーである必要があります。

KeystoneCredential1

2 番目の OpenStack Identity (keystone) の認証情報キー。有効なキーである必要があります。

KeystoneCronTokenFlushDestination

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (Log destination)。デフォルト値は /var/log/keystone/keystone-tokenflush.log です。

KeystoneCronTokenFlushEnsure

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (Ensure)。デフォルト値は present です。

KeystoneCronTokenFlushHour

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (Hour)。デフォルト値は * です。

KeystoneCronTokenFlushMaxDelay

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (Max Delay)。デフォルト値は 0 です。

KeystoneCronTokenFlushMinute

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (Minute)。デフォルト値は 0 です。

KeystoneCronTokenFlushMonth

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

KeystoneCronTokenFlushMonthday

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

KeystoneCronTokenFlushUser

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (User)。デフォルト値は keystone です。

KeystoneCronTokenFlushWeekday

cron ジョブが有効期限の切れたトークンをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

KeystoneDisableUserAccountDaysInactive

ユーザーが認証なしでアカウントを使用し続けることのできる最大日数。この期間が過ぎるとアカウントは非アクティブと見なされて自動的に無効化 (ロック) されます。

KeystoneEnableDBPurge

OpenStack Identity (keystone) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

KeystoneEnableMember

アンダークラウドのデプロイメントに有用な member ロールを作成します。デフォルト値は False です。

KeystoneFernetKey0

最初の OpenStack Identity (keystone) の fernet キー。有効なキーである必要があります。

KeystoneFernetKey1

2 番目の OpenStack Identity (keystone) の fernet キー。有効なキーである必要があります。

KeystoneFernetKeys

OpenStack Identity (keystone) fernet キーとそれらのパスが含まれたマッピング

KeystoneFernetMaxActiveKeys

OpenStack Identity (keystone) fernet キーリポジトリー内のアクティブなキーの最大数。デフォルト値は 5 です。

KeystoneLDAPBackendConfigs

keystone に設定した LDAP バックエンドの設定を含むハッシュ

KeystoneLDAPDomainEnable

ldap_backend の puppet keystone 定義を呼び出すトリガー。デフォルト値は False です。

KeystoneLockoutDuration

認証の最大試行回数 (KeystoneLockoutFailureAttempts で指定) を超過した場合にユーザーアカウントがロックされる秒数

KeystoneLockoutFailureAttempts

KeystoneLockoutDuration で指定された秒数の期間ユーザーアカウントがロックされるまでにユーザーが認証に失敗することのできる最大回数

KeystoneMinimumPasswordAge

ユーザーがパスワードを変更できるようになるまで、そのパスワードを使用する必要のある日数。これは、パスワードの履歴を消去して古いパスワードを再利用するために、ユーザーがパスワードを直ちに変更するのを防ぎます。

KeystoneNotificationDriver

Keystone で使用される Oslo 通知ドライバーのコンマ区切りの一覧。デフォルト値は ['messaging'] です。

KeystoneNotificationFormat

OpenStack Identity (keystone) の通知形式。デフォルト値は basic です。

KeystoneNotificationTopics

有効化する OpenStack Identity (keystone) の通知トピック

KeystonePasswordExpiresDays

パスワードが有効と見なされる日数。この期間が過ぎるとパスワードの変更が要求されます。

KeystonePasswordRegex

パスワードの強度要件の検証に使用される正規表現

KeystonePasswordRegexDescription

人が判読できる言語でパスワードの正規表現を記述してください。

KeystoneSSLCertificate

トークンの有効性を検証するための Keystone 証明書

KeystoneSSLCertificateKey

トークンに署名するための Keystone キー

KeystoneTokenProvider

OpenStack Identity (keystone) のトークン形式。デフォルト値は fernet です。

KeystoneUniqueLastPasswordCount

これにより、新たに作成されたパスワードが一意であることを強制するために、履歴に保管する以前のユーザーパスワードのイテレーション数が制御されます。

KeystoneWorkers

OpenStack Identity (keystone) サービスのワーカー数を設定します。デフォルト値は、ノードにある CPU コア数と同じ数値です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

ManageKeystoneFernetKeys

director が OpenStack Identity (keystone) fernet キーを管理するかどうか。True に設定した場合には、fernet キーは OpenStack Workflow (mistral) 内の保存済みのキーレポジトリーのKeystoneFernetKeys 変数から値を取得します。False に設定されている場合には、 スタックを作成した場合にのみキーが初期化され、その後の更新時にはキーには触れません。デフォルト値は True です。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

TokenExpiration

トークンの有効期限を秒単位で設定します。デフォルト値は 3600 です。

第12章 Key Manager (barabican) パラメーター

パラメーター説明

BarbicanPassword

OpenStack Key Manager (barbican) サービスアカウントのパスワード

BarbicanSimpleCryptoGlobalDefault

このプラグインがグローバルのデフォルトプラグインかどうか。デフォルト値は False です。

BarbicanSimpleCryptoKek

シークレットの暗号化に使用する KEK

BarbicanWorkers

barbican::wsgi::apache のワーカー数を設定します。デフォルト値は %{::processorcount} です。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

第13章 Shared File Service (manila) パラメーター

パラメーター説明

ManilaIPv6

manila での IPv6 アクセスを有効にするには True に設定します。デフォルト値は False です。

ManilaPassword

Shared File サービスアカウントのパスワード

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

第14章 メッセージングパラメーター

パラメーター説明

RpcPassword

メッセージングバックエンドのパスワード

RpcPort

メッセージングバックエンドのネットワークポート。デフォルト値は 5672 です。

RpcUseSSL

メッセージング用ホストへの SSL 接続を指定するためのメッセージングクライアントのサブスクライバーパラメーター。デフォルト値は False です。

RpcUserName

メッセージングバックエンドのユーザー名。デフォルト値は guest です。

第15章 Networking (neutron) パラメーター

パラメーター説明

DatabaseSyncTimeout

データベース同期のデフォルトタイムアウト。デフォルト値は 300 です。

DhcpAgentNotification

DHCP エージェントの通知を有効化します。デフォルト値は True です。

EnableConfigPurge

director で生成されていない設定を削除します。アップグレード後に以前の設定が残らないようにするために使用します。デフォルト値は False です。

EnableVLANTransparency

True の場合には、プラグインが VLAN トランスペアレントネットワークの作成に対応していれば、そのタイプのネットワークの作成を許可します。デフォルト値は False です。

InternalTLSCAFile

内部ネットワーク内のサービスに TLS が使用される場合に使うデフォルト CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

NeutronAgentExtensions

OpenStack Networking (neutron) エージェント用に有効化されている拡張機能のコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos です。

NeutronAllowL3AgentFailover

自動の l3-agent フェイルオーバーを許可します。デフォルト値は True です。

NeutronBridgeMappings

使用する論理/物理間のブリッジマッピング。デフォルト設定 (datacentre:br-ex) では、br-ex (ホスト上の外部ブリッジ) をプロバイダーネットワークが使用可能な物理名 datacentre にマッピングします (例: デフォルトのフローティングネットワーク)。これを変更する場合には、別のインストール後のネットワークスクリプトを使用するか、マッピングネットワーク名として datacentre を保持するようにしてください。

NeutronCorePlugin

ネットワークのコアプラグイン。この値は、neutron.core_plugins の名前空間から読み込まれるエントリーポイントである必要があります。デフォルト値は ml2 です。

NeutronDBSyncExtraParams

neutron-db-manage upgrade head コマンドに追記する追加のコマンドラインパラメーターの文字列

NeutronDhcpAgentDnsmasqDnsServers

dnsmasq フォワーダーとして使用するサーバーの一覧

NeutronDhcpAgentsPerNetwork

ネットワークごとにスケジュールする DHCP エージェントの数。デフォルト値は 0 です。

NeutronDnsDomain

ホスト名の構築に使用するドメイン。デフォルト値は openstacklocal です。

NeutronEnableARPResponder

OVS Agent の ARP レスポンダー機能を有効化します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableDVR

分散仮想ルーター (DVR: Distributed Virtual Router) を有効化します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableForceMetadata

True の場合には、DHCP は常に仮想マシンにメタデータをルーティングします。デフォルト値は False です。

NeutronEnableInternalDNS

True の場合には、仮想マシン間の名前解決を提供する内部の OpenStack Networking (neutron) DNS サーバーを有効にします。NeutronDhcpAgentDnsmasqDnsServers が設定されている場合には、このパラメーターは無効です。デフォルト値は False です。

NeutronEnableIsolatedMetadata

True の場合には、DHCP は常に分離ネット上でメタデータのサポートを許可します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableL2Pop

OpenStack Networking (neutron) エージェントの L2 Population 機能を有効化/無効化します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableMetadataNetwork

True の場合には、DHCP はメタデータネットワークを提供します。このパラメーターを True に指定するには、NeutronEnableIsolatedMetadata または NeutronEnableForceMetadata のいずれかのパラメーターが True である必要もあります。デフォルト値は False です。

NeutronExternalNetworkBridge

外部ネットワークトラフィックに使用するブリッジ数。通常 L2 エージェントは外部ブリッジに接続されるポートを処理するのでパラメーターは設定するべきではありません。

NeutronFirewallDriver

OpenStack Networking (neutron) のセキュリティーグループ機能を有効にするためのファイアウォールドライバー。デフォルト値は iptables_hybrid です。

NeutronFlatNetworks

フラットネットワーク名がプラグインで設定されるように指定します。デフォルト値は datacentre です。

NeutronGlobalPhysnetMtu

下層の物理ネットワークの MTU。OpenStack Networking (neutron) はこの値を使用して、全仮想ネットワークのコンポーネントの MTU を算出します。フラットネットワークおよび VLAN ネットワークの場合は、OpenStack Netowrking はこの値を変更せずに使用します。VXLAN などのオーバーレイネットワークの場合は、OpenStack Networking は自動的にこの値からオーバーレイプロトコルのオーバーヘッドを除算します。デフォルト値は 1500 です。

NeutronInterfaceDriver

OpenStack Networking (neutron) DHCP エージェントインターフェースドライバー。デフォルト値は neutron.agent.linux.interface.OVSInterfaceDriver です。

NeutronL3AgentMode

L3 エージェントのエージェントモード。legacy または dvr_snat のいずれかを指定する必要があります。デフォルト値は legacy です。

NeutronML2PhysicalNetworkMtus

物理ネットワークと MTU 値のマッピング一覧。マッピングのフォーマットは <physnet>:<mtu val> です。このマッピングにより、ML2 プラグインのデフォルト segment_mtu 値とは異なる物理ネットワーク MTU 値を指定し、特定のネットワークについて global_physnet_mtu からの値を上書きすることができます。

NeutronMechanismDrivers

テナントネットワークのメカニズムドライバー。デフォルト値は openvswitch です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronNetworkType

テナントネットワークの種別。デフォルト値は vxlan です。

NeutronNetworkVLANRanges

サポートされる OpenStack Networking (neutron) ML2 および Open vSwitch VLAN マッピングの範囲。デフォルトでは、物理ネットワーク「datacentre」上の VLAN を許可するように設定されています (NeutronBridgeMappings を参照)。デフォルト値は datacentre:1:1000 です。

NeutronOVSFirewallDriver

セキュリティーグループの実装に使用するファイアウォールドライバーのクラス名を設定します。指定可能な値は、システム構成により異なります (例: noopopenvswitchiptables_hybrid )。デフォルト値である空の文字列を指定すると、デフォルトでサポートされている構成となります。

NeutronOVSTunnelCsum

発信 IP パケットを転送する GRE/VXLAN トンネルのトンネルヘッダーチェックサムを設定または設定を削除します。デフォルト値は False です。

NeutronOverlayIPVersion

全オーバーレイネットワークエンドポイントに使用されるIP バージョン。デフォルト値は 4 です。

NeutronOvsIntegrationBridge

使用する Open vSwitch ブリッジの名前

NeutronPassword

OpenStack Networking (neutron) サービスとデータベースアカウントのパスワード

NeutronPluginExtensions

有効な拡張プラグインのコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos,port_security です。

NeutronPortQuota

テナントごとに許容できるポート数。負の値は無制限を意味します。デフォルト値は 500 です。

NeutronRpcWorkers

OpenStack Networking (neutron) サービスの RPC ワーカー数を設定します。このパラメーターを指定しないと、NeutronWorkers の値が用いられます。それも指定されていない場合には、デフォルト値は未設定のままとなり、システムに依存したデフォルトが選択されます (通常は 1)。

NeutronServicePlugins

サービスプラグインのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は router,qos,trunk です。

NeutronTunnelIdRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる GRE トンネリング ID の範囲を列挙した <tun_min>:<tun_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:4094'] です。

NeutronTunnelTypes

テナントネットワークのトンネル種別。デフォルト値は vxlan です。

NeutronTypeDrivers

読み込むネットワーク種別ドライバーのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は vxlan,vlan,flat,gre です。

NeutronVniRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる VXLAN VNI ID の範囲を列挙した <vni_min>:<vni_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:4094'] です。

NeutronWorkers

OpenStack Networking サービスの API および RPC ワーカー数を設定します。デフォルト値は、ノードにある CPU コア数と同じ数値です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

OvsHwOffload

OVS ハードウェアオフロードを有効化します。この機能は、OVS 2.8.0 からサポートされています。デフォルト値は False です。

第16章 Compute (nova) パラメーター

パラメーター説明

DatabaseSyncTimeout

データベース同期のデフォルトタイムアウト。デフォルト値は 300 です。

EnableConfigPurge

director で生成されていない設定を削除します。アップグレード後に以前の設定が残らないようにするために使用します。デフォルト値は False です。

InstanceNameTemplate

インスタンス名の生成に使用するテンプレートの文字列。デフォルト値は instance-%08x です。

InternalTLSCAFile

内部ネットワーク内のサービスに TLS が使用される場合に使うデフォルト CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

InternalTLSVncCAFile

VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/pki/CA/certs/vnc.crt です。

LibvirtCACert

これは、libvirt 内の TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、libvirt 内のデフォルトの CA パス (/etc/pki/CA/cacert.pem) のシンボリックリンクとなります。libvirt のバックエンドである GNU TLS の制限により、ファイルは 65 K 以下にする必要がある点に注意してください (そのため、システムの CA バンドルは使用できません)。このパラメーターは、デフォルト (内部 TLSCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA (FreeIPA ) を反映しています。内部の TLS が有効化されている場合にのみ使用されます。

LibvirtEnabledPerfEvents

これは、モニターとして使用することのできるパフォーマンスイベントリストです (例: cmt,mbml,mbmt)。ベースには Red Hat Enterprise Linux 7.4 を使用し、libvirt バージョンは 1.3.3 以上であることを確認します。また、通知を有効化し、cmt フラグをサポートする CPU を搭載したハードウェアを使用するようにしてください。

LibvirtTLSPassword

TLS が有効化されている場合の libvirt サービスのパスワード

LibvirtVncCACert

これは、VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルトの CA パス /etc/pki/libvirt-vnc/ca-cert.pem へのシンボルリンクとなります。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSVncCAFile パラメーターで指定されている) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効化されている場合にのみ使用されます。

MigrationSshKey

移行用の SSH 鍵。public_key および private_key の鍵を持つディクショナリーが必要です。値は SSH 公開/秘密鍵ファイルと全く同じである必要があります。デフォルト値は {'public_key': '', 'private_key': ''} です。

MigrationSshPort

ssh を介したマイグレーションのターゲットポート。デフォルトは 2022 です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronPhysnetNUMANodesMapping

物理ネットワーク名 (キー) と NUMA ノード (値) のマッピング (例: NeutronPhysnetNUMANodesMapping: {'foo': [0, 1], 'bar': [1]})。ここで、foo および bar は物理ネットワークの名前で、これに対応する値は関連する numa_nodes のリストです。

NeutronTunnelNUMANodes

すべてのトンネル化ネットワークの NUMA アフィニティーを設定するのに使用します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

NovaAutoDisabling

nova-compute が自分自身を無効にするまでに許容される、連続したビルドエラー回数の最大値。デフォルト値は 10 です。

NovaComputeCpuSharedSet

可能な範囲で最適なゲスト仮想 CPU リソースを得るために、物理 CPU コアの一覧または範囲が使用されます (例: libvirt/QEMU のエミュレータースレッド)。たとえば、NovaComputeCpuSharedSet: [4-12,^8,15] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) およびコア 15 を確保します。

NovaComputeLibvirtType

Libvirt ドメインの種別。デフォルト値は kvm です。

NovaComputeLibvirtVifDriver

ネットワーク用の Libvirt VIF ドライバーの設定

NovaCronArchiveDeleteRowsDestination

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowsflush.log です。

NovaCronArchiveDeleteRowsHour

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMaxRows

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Max Rows)。デフォルト値は 100 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsPurge

スケジュールされたアーカイブの直後にシャドウテーブルをパージします。デフォルト値は False です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUntilComplete

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Until complete)。デフォルト値は True です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUser

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronArchiveDeleteRowsWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedHour

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronDBArchivedMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

NovaCronDBArchivedMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesAge

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Age)。シャドウテーブルをパージする際の保持ポリシーを、日数単位で定義します。0 は、シャドウテーブル内のその日以前のデータがパージされることを意味します。デフォルト値は 14 です。

NovaCronPurgeShadowTablesAllCells

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (All cells)。デフォルト値は False です。

NovaCronPurgeShadowTablesDestination

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowspurge.log です。

NovaCronPurgeShadowTablesHour

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Hour)。デフォルト値は 5 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMinute

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Minute)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMonth

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesMonthday

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesUser

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronPurgeShadowTablesVerbose

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Verbose)。デフォルト値は False です。

NovaCronPurgeShadowTablesWeekday

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaDbSyncTimeout

OpenStack Compute (nova) データベースの同期のタイムアウト (秒単位)。デフォルト値は 300 です。

NovaDefaultFloatingPool

Floating IP アドレスのデフォルトプール。デフォルト値は public です。

NovaEnableDBArchive

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をアーカイブする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

NovaEnableDBPurge

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

NovaIPv6

OpenStack Compute (nova) の IPv6 機能を有効化します。デフォルト値は False です。

NovaLibvirtRxQueueSize

Virtio-net RX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtTxQueueSize

Virtio-net TX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtVolumeUseMultipath

ボリュームのマルチパス接続を有効化するかどうか。デフォルト値は False です。

NovaNfsEnabled

OpenStack Compute (nova) の NFS バックエンドを有効化するかどうか。デフォルト値は False です。

NovaNfsOptions

nova ストレージの NFS マウントオプション (NovaNfsEnabled が true の場合)。デフォルト値は context=system_u:object_r:nfs_t:s0 です。

NovaNfsShare

nova ストレージをマウントするための NFS 共有 (NovaNfsEnabled が true の場合)

NovaOVSBridge

Open vSwitch で使用する統合ブリッジ名。デフォルト値は br-int です。

NovaPCIPassthrough

PCI パススルーのホワイトリストパラメーターの YAML リスト

NovaPassword

OpenStack Compute (nova) サービスとデータベースアカウントのパスワード

NovaPlacementAPIInterface

Placement API に使用するエンドポイントインターフェース。デフォルト値は internal です。

NovaReservedHostMemory

ホストプロセス用に確保されたメモリー。デフォルト値は 4096 です。

NovaResumeGuestsStateOnHostBoot

コンピュートホストのリブート時に実行中のインスタンスを起動するかどうか。デフォルト値は False です。

NovaSchedulerAvailableFilters

OpenStack Compute (nova) がノードのフィルタリングに使用する利用可能なフィルターの一覧

NovaSchedulerDefaultFilters

ノードをフィルタリングするために OpenStack Compute (nova) が使用するフィルターアレイ。OpenStack Compute は、これらのフィルターをリスト順に適用します。フィルタリングのプロセスがより効率的になるように、最も制限の厳しいフィルターを最初に配置します。

NovaSchedulerDiscoverHostsInCellsInterval

この値は、セルに追加された新規ホストの検出をスケジューラーが試みる頻度 (秒単位) です。デフォルト値の -1 は、定期タスクを完全に無効化します。OpenStack Bare Metal (ironic) を使用するデプロイメントには、このパラメーターを設定することを推奨します。デフォルト値は -1 です。

NovaSchedulerMaxAttempts

インスタンスをデプロイする際のスケジューラーの最大試行回数。スケジューリング時の潜在的な競合状態を回避するには、ベアメタルノード数以上に維持する必要があります。デフォルト値は 3 です。

NovaSchedulerWorkers

OpenStack Compute (nova) スケジューラーサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

NovaSyncPowerStateInterval

データベースとハイパーバイザー間で電源の状態を同期する間隔。無効にするには -1 に設定します。このパラメーターを 0 に設定すると、デフォルトの間隔で実行します。デフォルト値は 0 です。

NovaVcpuPinSet

仮想マシンプロセス用に確保する物理 CPU の一覧または範囲。たとえば、NovaVcpuPinSet: [4-12,^8] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) を確保します。

NovaWorkers

Compute の Conductor サービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。

StackUpdateType

StackAction が UPDATE の場合に UPGRADE と UPDATE のケースを区別するための更新のタイプ (両方とも同じ stack アクション)。

UpgradeLevelNovaCompute

OpenStack Compute アップグレードレベル。デフォルト値は auto です。

UseTLSTransportForVnc

true に設定されて、EnableInternalTLS が有効化されている場合には、libvirt VNC の TLS トランスポートが有効となり、libvirt の関連するキーが設定されます。デフォルト値は True です。

VerifyGlanceSignatures

イメージの署名を検証するかどうか。デフォルト値は False です。

第17章 Clustering (sahara) パラメーター

パラメーター説明

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

SaharaPassword

クラスタリングサービスおよびデータベースアカウントのパスワード

SaharaPlugins

クラスタリングが有効なプラグイン一覧。デフォルト値は ['ambari', 'cdh', 'mapr', 'vanilla', 'spark', 'storm'] です。

SaharaWorkers

Clustering サービスのワーカー数を設定します。デフォルト値は 0 です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

第18章 Object Storage (swift) パラメーター

パラメーター説明

ControllerEnableSwiftStorage

コントローラーノードでオブジェクストレージを有効化するかどうか。デフォルト値は True です。

SwiftAccountWorkers

Swift アカウントサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

SwiftCeilometerIgnoreProjects

無視するプロジェクト名のコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['service'] です。

SwiftCeilometerPipelineEnabled

False に設定してオブジェクトストレージプロキシーの ceilometer パイプラインを無効にします。デフォルト値は True です。

SwiftContainerWorkers

Swift アカウントサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

SwiftCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの「元」ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

SwiftEncryptionEnabled

Swift 内の Data at Rest の暗号化を有効にするには、True に設定します。デフォルト値は False です。

SwiftHashSuffix

リング内でマッピングを決定するためのハッシングを行う際にソルトとして使用するランダム文字列

SwiftMinPartHours

リバランスの後にリング内のパーティションを移動できるようになるまでの最小時間 (時間単位)。デフォルト値は 1 です。

SwiftMountCheck

ルートデバイスに誤って書き込まれないようにデバイスがマウントされているかどうかを確認します。デフォルト値は False です。

SwiftObjectWorkers

Swift アカウントサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

SwiftPartPower

Object Storage リングの構築時の Partition Power。デフォルト値は 10 です。

SwiftPassword

Object Storage サービスアカウントのパスワード

SwiftProxyNodeTimeout

swift-proxy からアカウント、コンテナー、オブジェクトサービスへの要求のタイムアウト。デフォルト値は 60 です。

SwiftRawDisks

Object Storage バックエンドに使用する追加の RAW デバイス (例: {sdb: {}})

SwiftReplicas

Object Storage リングで使用するレプリカ数。デフォルト値は 10 です。

SwiftRingBuild

Object Storage リングを管理するかどうか。デフォルト値は True です。

SwiftRingGetTempurl

リングのダウンロード元の一時的な Swift URL

SwiftRingPutTempurl

リングのアップロード先の一時的な Swift URL

SwiftUseLocalDir

リングの構築時に Object Storage サービスにローカルディレクトリーを使用します。デフォルト値は True です。

SwiftWorkers

Object Storage サービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

第19章 Telemetry パラメーター

パラメーター説明

AodhPassword

OpenStack Telemetry Alarming (aodh) サービスのパスワード

CeilometerMeteringSecret

Telemetry サービスによって共有されるシークレット

CeilometerPassword

Telemetry サービスアカウントのパスワード

CephClusterName

Ceph クラスター名。デフォルト値は ceph です。

EnablePankoExpirer

データベースからイベントを定期的に削除するには、panko expirer を有効にします。デフォルト値は True です。

GnocchiArchivePolicy

(非推奨) OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) バックエンドで使用するアーカイブポリシー。デフォルト値は low です。

GnocchiBackend

使用する OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) バックエンドの省略名。swiftrbdfile のいずれかにする必要があります。デフォルト値は swift です。

GnocchiCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの「元」ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

GnocchiExternalProject

OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) 内でリソースを作成したプロジェクトの名前。デフォルトは service です。

GnocchiFileBasePath

ファイルドライバーを使用している場合に使うパス。これは、NFS またはフラットファイルを使用可能です。デフォルト値は /var/lib/gnocchi です。

GnocchiIncomingStorageDriver

受信するメトリックデータに使用するストレージドライバー。デフォルト値は redis です。

GnocchiIndexerBackend

使用する OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) インデクサーバックエンドの省略名。デフォルト値は mysql です。

GnocchiMetricdWorkers

Telemetry Metrics (gnocchi) のワーカー数。デフォルト値は、ノードにある CPU コア数と同じ数値です。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。

GnocchiPassword

OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) サービスアカウントのパスワード

GnocchiStorageS3AccessKeyId

S3 ストレージアクセスキーの ID

GnocchiStorageS3AccessSecret

S3 ストレージアクセスキーのシークレット

GnocchiStorageS3Endpoint

S3 ストレージのエンドポイントの URL

GnocchiStorageS3RegionName

S3 のリージョン名

GnocchiStorageSwiftEndpointType

OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) が swift にアクセスするエンドポイントの種別を変更するために設定します。デフォルト値は internalURL です。

InternalTLSCAFile

内部ネットワーク内のサービスに TLS が使用される場合に使うデフォルト CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

ManageEventPipeline

event_pipeline.yaml を管理するかどうか。デフォルト値は True です。

ManagePipeline

pipeline.yaml を管理するかどうか。デフォルト値は False です。

ManagePolling

polling.yaml を管理するかどうか。デフォルト値は False です。

MetricProcessingDelay

メトリックの処理の遅延間隔。デフォルト値は 30 です。

MongoDbIPv6

MongoDB VIP が IPv6 の場合は IPv6 を有効化します。デフォルト値は False です。

MongoDbNoJournal

MongoDb ジャーナリングを無効にするかどうか。デフォルト値は False です。

MongodbMemoryLimit

mongodb が systemd に使用するメモリー量の上限。デフォルト値は 20G です。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

NumberOfStorageSacks

作成するストレージサックの数。デフォルト値は 128 です。

PankoEventTTL

イベントがデータベースに保管される秒数。デフォルト値は 86400 です。

PankoExpirerHour

cron ジョブがイベントデータをデータベースから削除する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

PankoExpirerMinute

cron ジョブがイベントデータをデータベースから削除する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

PankoExpirerMonth

cron ジョブがイベントデータをデータベースから削除する (Month)。デフォルト値は * です。

PankoExpirerMonthday

cron ジョブがイベントデータをデータベースから削除する (Month Day)。デフォルト値は * です。

PankoExpirerWeekday

cron ジョブがイベントデータをデータベースから削除する (Week Day)。デフォルト値は * です。

PankoPassword

Panko サービスのパスワード

PipelinePublishers

pipeline.yaml に追加するパブリッシャーの一覧。コレクターが使用される場合には、notifier:// パブリッシャーでこの値をオーバーライドします。ManagePipeline を true に設定して、オーバーライドを有効にします。デフォルト値は ['gnocchi://?filter_project=service&archive_policy=low'] です。

SnmpdReadonlyUserName

すべてのオーバークラウド上で実行され、読み取り専用のアクセス権のある SNMPd のユーザー名。デフォルト値は ro_snmp_user です。

SnmpdReadonlyUserPassword

すべてのオーバークラウド上で実行され、読み取り専用のアクセス権のある SNMPd のパスワード

第20章 時間パラメーター

パラメーター説明

EnablePackageInstall

デプロイ時にパッケージのインストールを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

MaxPoll

アップストリームのサーバーが NTP メッセージをポーリングする最大の間隔を 2 の累乗の秒数で指定します。設定可能な値は 4 から 17 です。デフォルト値は 10 です。

MinPoll

アップストリームのサーバーが NTP メッセージをポーリングする最小の間隔を 2 の累乗の秒数で指定します。最小のポーリング間隔のデフォルト値は 6 (64 s) です。設定可能な値は 4 から 17 です。デフォルト値は 6 です。

NtpIburstEnable

全 NTP ピアに iburst オプションを有効化するかどうかを指定します。iburst が有効化されている場合には、NTP サーバーに到達できなければ、NTP が 1 つではなく 8 つのパッケージのバーストを送信します。これは、初期同期を迅速化するために設計されています。デフォルト値は True です。

NtpServer

NTP サーバーリスト。デフォルト値は ['pool.ntp.org'] です。

PtpInterface

PTP インターフェース名。デフォルト値は nic1 です。

PtpMessageTransport

Configure PTP メッセージのトランスポートプロトコルを設定します。デフォルト値は UDPv4 です。

PtpSlaveMode

スレーブモードの PTP クロックを設定します。デフォルト値は 1 です。

TimeZone

オーバークラウド上で設定するタイムゾーン。デフォルト値は UTC です。