第1章 Service Telemetry Framework 1.5 の概要

Service Telemetry Framework (STF) は、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) またはサードパーティーのノードからモニタリングデータを収集します。STF を使用して、以下のタスクを実行できます。

  • 履歴情報の監視データの格納またはアーカイブします。
  • ダッシュボードで図表としてモニタリングデータを表示します。
  • モニタリングデータを使用したアラートまたは警告をトリガーします。

モニタリングデータはメトリクスまたはイベントのいずれかです。

メトリック
アプリケーションまたはシステムの数値測定。
イベント
システムで不規則な状態や目立った事態の発生。

STF のコンポーネントは、データトランスポートにメッセージバスを使用します。データを受信して保存する他のモジュラーコンポーネントは、Red Hat OpenShift Container Platform のコンテナーとしてデプロイされます。

重要

STF は、Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.10 から 4.12 と互換性があります。

1.1. Service Telemetry Framework のサポート

Red Hat は、AMQ Interconnect、Service Telemetry Operator、Smart Gateway Operator などのコア Operator とワークロードをサポートしています。Red Hat は、ElasticSearch、Prometheus、Alertmanager、Grafana、およびそれらの Operator を含むコミュニティーの Operator やワークロードコンポーネントをサポートしていません。

STF は、完全に接続されたネットワーク環境でのみデプロイできます。Red Hat OpenShift Container Platform に接続されていない環境またはネットワークプロキシー環境に STF をデプロイすることはできません。

STF のライフサイクルとサポートステータスの詳細については、サービステレメトリーフレームワークのサポート対象バージョンマトリックス を参照してください。