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11.3. ストレージサービスのセキュリティー保護

以下は、さまざまなストレージサービスのデフォルトリスニングポートです。

  • アカウントサービス: TCP/6002
  • コンテナーサービス: TCP/6001
  • オブジェクトサービス: TCP/6000
  • rsync: TCP/873
注記

rsync ではなく ssync が使用される場合、耐久性を維持するためにオブジェクトサービスポートが使用されます。

注記

認証はストレージノードで発生することはありません。これらのポートのいずれかでストレージノードに接続できる場合は、認証なしでデータにアクセスしたり変更したりすることができます。この問題を軽減するには、プライベートストレージネットワークの使用に関する前述の推奨事項に従ってください。

11.3.1. Object Storage アカウントの用語

swift アカウントは、ユーザーアカウントまたは認証情報ではありません。定義は以下のとおりです。

  • Swift アカウント: コンテナーのコレクションです (ユーザーアカウントや認証ではない)。使用する認証システムは、アカウントに関連付けられているユーザー、およびそのアクセス方法を決定します。
  • swift コンテナー: オブジェクトのコレクション。コンテナーのメタデータは ACL で利用できます。ACL の使用は、使用される認証システムによって異なります。
  • swift オブジェクト: 実際のデータオブジェクト。オブジェクトレベルの ACL もメタデータで利用できますが、使用する認証システムに依存します。

各レベルでは、ユーザーアクセスを制御する ACL があり、ACL は使用中の認証システムを基に解釈されます。最も一般的な認証プロバイダーの種別は Identity サービス (keystone) です。カスタム認証プロバイダーも利用できます。