Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform
3.4.2. リリースノート
本項では、Red Hat OpenStack Platform の注目すべき変更点や推奨プラクティスなど、今回のリリースに関する重要な情報を記載しています。お使いのデプロイメントに最大限の効果をもたらすために、以下の情報を考慮する必要があります。
BZ#1496584
neutron サービスがコンテナー化されている場合には、ネットワーク名前空間でコマンドの実行を試みると、以下のようなエラーで操作が失敗する可能性があります。
# ip netns exec qrouter... RTNETLINK answers: Invalid argument
ネットワーク名前空間内でコマンドを実行するには、その名前空間を作成した neutron コンテナーから操作を行う必要があります。たとえば、l3-agent からルーター用のネットワーク名前空間を作成した場合には、コマンドは以下のようになります。
# docker exec neutron_l3_agent ip netns exec qrouter...
同様に、qdhcp で始まるネットワーク名前空間の場合には、neutron_dhcp コンテナーからコマンドを実行してください。
BZ#1567735
OVN をネットワークバックエンドとして使用する OSP13 で、最初のリリースには IPv6 のサポートは含まれません。ゲスト仮想マシンから送信される Neighbor Solicitation 要求への応答に問題があり、デフォルトのルートが失われます。
BZ#1589849
OVN メタデータエージェントがコンピュートノードで停止すると、そのノード上の全仮想マシンがメタデータサービスにアクセスできなくなります。これにより、新規仮想マシンを起動したり、既存の仮想マシンを再起動したりする場合に、OVN メタデータエージェントが稼働状態に戻るまで仮想マシンはメタデータにアクセスできません。