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3.13. Red Hat OpenStack Platform 13 メンテナーンスリリース (2020 年 6 月 24 日)

本リリースノートには主に、今回リリースされた Red Hat OpenStack Platform のデプロイメント時に考慮すべきテクノロジープレビューの項目、推奨事項、既知の問題、非推奨になった機能について記載します。

3.13.1. バグ修正

以下のバグは、Red Hat OpenStack Platform の本リリースで修正されています。

BZ#1650046

今回の更新以前は、SELinux の制限により、su を使用して root としてログインした場合に、RabbitMQ のログがアンダークラウドで正しくローテーションされませんでした。

rabbitmq-server パッケージが更新され、openstack-selinux に正しいログローテーションを有効にするポリシールールが新たに追加されました。

BZ#1783210
今回の更新で、cinder-backup コンテナーの Pacemaker テンプレートバージョンに正しい ipc:host 設定が配置されるようになりました。
BZ#1805840

今回の更新以前は、Ceph RadosGW をデプロイすると swiftoperator ロールが作成されず、swiftoperator ロールを持つユーザーには RadosGW Swift エンドポイントの管理権限が付与されませんでした。

今回の更新により、Swift または Ceph RadosGW をデプロイすると swiftoperator ロールが自動的に作成され、swiftoperator ロールを持つユーザーが RadosGW オブジェクトと Swift オブジェクトを管理できるようになりました。

BZ#1811122

今回の更新以前は、xtremio ドライバーが誤った利用可能な領域容量を報告していたため、ストレージバックエンドに依存する仮想マシンインスタンスは不十分な領域でプロビジョニングすることができませんでした。

今回の更新以降は、xtremio ドライバーが正しい空き領域の容量を報告し、仮想マシンインスタンスが正しくプロビジョニングできるようになりました。

BZ#1813640
今回の更新で、処理中に neutron DHCP エージェントが受信するポート作成および更新メッセージにより高い優先順位が割り当てられ、インスタンスブート時の Failed to allocate network エラーを減らすことができます。
BZ#1813642

今回の更新で、2019 年 7 月 10 日の OpenStack Platform メンテナーンスリリース (RHOSP 13.0.7) からのアップグレードに失敗する原因となっていたバグが修正されました。具体的には、OpenStack Compute (nova) のセル管理エラーが修正されました。

これで、2019 年 7 月 10 日の OpenStack Platform メンテナーンスリリース (RHOSP 13.0.7) から、より新しい OpenStack バージョンにアップグレードできるようになりました。

BZ#1829284
今回の更新で、cinder ボリュームが対応する VxFlex OS ボリュームに正しく関連付けられ、ボリュームを削除すると、対応するバックエンドボリュームも削除されるようになりました。以前のリリースでは、cinder ボリュームを削除しても対応する VxFlex OS ボリュームの削除がトリガーされませんでした。
BZ#1829765

今回の更新以前は、cinder RBD ドライバーはトリミングまたは破棄操作を実行しなかったため、ユーザーは cinder RBD ボリュームから未使用領域をトリミングすることができませんでした。

今回の更新により、cinder RBD ドライバーがトリミングおよび破棄操作をサポートするようになりました。

BZ#1835870
今回の更新で、HPE 3par ストレージの Cinder オフラインボリューム移行が失敗する原因となっていたバグが修正されました。