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3.8. Red Hat OpenStack Platform 13 メンテナーンスリリース (2019 年 7 月 10 日)

本リリースノートには主に、今回リリースされた Red Hat OpenStack Platform のデプロイメント時に考慮すべきテクノロジープレビューの項目、推奨事項、既知の問題、非推奨になった機能について記載します。

3.8.1. 機能拡張

Red Hat OpenStack Platform の今回のリリースでは、以下の機能拡張が提供されています。

BZ#1589505
今回の更新により、NUMA アフィニティーを設定して、インスタンスを必ず vSwitch への外部接続を提供する NIC と同じ NUMA ノードに配置できるようになりました。この機能は、種別が flat または vlan のレイヤー 2 ネットワーク、および種別が vxlan、gre、または geneve のレイヤー 3 ネットワークで利用することができます。
BZ#1688461

config-download と共に使用することのできる新たな CLI 引数が 2 つあります。

  • openstack overcloud status: 別個の CLI セッションで、または API を使用して、デプロイメントを監視します。
  • openstack overcloud failures: 今後の解析用に、Ansible のエラーをログに記録し保存します。
BZ#1698467
今回の機能拡張により、Octavia Horizon Dashboard に新たな機能が追加され、その操作性が向上しています。
BZ#1698683
今回の更新により、新たな director パラメーター CinderNfsSnapshotSupport が追加されています。これを使用して、NFS バックエンド上の Block Storage サービス (cinder) のスナップショットをコントロールすることができます。
BZ#1701427

以前のリリースでは、環境全体にわたって TLS を有効にすると、haproxy および manila API 等の内部サービス間の通信が維持されませんでした。

今回の更新により、manila API が内部 API ネットワーク上の TLS エンドポイントをサポートするようになりました。

BZ#1714227
今回の更新により、director を通じた第二の Ceph Storage レイヤーデプロイメント機能がサポートされるようになりました。