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2.2. ソフトウェア定義ネットワークとは

SDN (Software-Defined Networking)は、オープンインターフェイスを使用してネットワークの初期化、変更、および管理を行う機能など、ネットワークを動的にプログラミングする方法です。

SDN は多くの場合、ネットワークコントロールプレーンの転送プレーンから物理的に分離し、コントロールプレーンが複数のデバイスを制御できることを意味しています。SDN コントロールプレーンを実装するコンポーネントは SDN コントローラーと呼ばれます。

図2.3 SDN コントローラーの機能

SDN コントローラーの機能

SDN を機能させるには、高レベルの管理、オーケストレーションシステム、SDN コントローラー(ノースバウンド API)と SDN コントローラーとデータプレーン要素(サウスバウンド API)間のインターフェイスを正しく定義します

SDN は多くのユースケースに適用できます。OpenStack は、仮想化コンピュートリソースと必要なネットワークおよびストレージ機能を構築するのに必要なプライベートまたはパブリッククラウドを構築するのに必要な基盤を提供し、必要に応じて動的にインスタンス化および破棄できます。この動的環境では、プログラム可能なネットワークソリューションが同等に動的に必要になります。