Red Hat Training

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第2章 OpenDaylight を実行するための要件

以下の項には、OpenDaylight を統合したオーバークラウドのデプロイメント要件に関する情報を記載します。Red Hat OpenDaylight を正しくインストール/実行するために十分なコンピューターリソースが必要です。以下の情報を参照して、最小要件を理解してください。

2.1. コンピュートノードの要件

コンピュートノードは、仮想マシンインスタンスが起動した後にそれらを稼働させるロールを果たします。全コンピュートノードが、ハードウェアの仮想化をサポートしている必要があります。また、ホストする仮想マシンインスタンスの要件をサポートするのに十分なメモリーとディスク容量も必要です。

プロセッサー

Intel 64 または AMD64 CPU 拡張機能をサポートする 64 ビットのプロセッサーで、AMD-V または Intel VT のハードウェア仮想化拡張機能が有効化されていること。このプロセッサーには最小でも 4 つのコアが搭載されていることを推奨しています。

メモリー

最小で 6 GB のメモリー。仮想マシンインスタンスに割り当てるメモリー容量に応じて、追加の RAM をこの要件に加算します。

ディスク領域

最小 40 GB の空きディスク領域

ネットワークインターフェイスカード

最小 1 枚の 1 Gbps ネットワークインターフェイスカード。ただし、実稼働環境ではネットワークインターフェイスカード (NIC) を最低でも 2 枚使用することを推奨します。タグ付けされた VLAN トラフィックを委譲する場合や、ボンディングインターフェイス向けには、追加のネットワークインターフェイスを使用します。NIC に関する詳しい情報は、ネットワークアダプターのサポート を参照してください。

電源管理

各コントローラーノードには、Intelligent Platform Management Interface (IPMI) 機能などのサポート対象の電源管理インターフェイスがサーバーのマザーボードに搭載されている必要があります。