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4.3. Puppet モジュールの設定例

OpenStack モジュールでは、主にコアサービスを設定します。モジュールの多くには、backendsagents または plugins として知られる追加のサービスを設定するための追加のマニフェストも含まれます。たとえば、cinder モジュールには backends と呼ばれるディレクトリーがあり、この中には NFS、iSCSI、Red Hat Ceph Storage など異なるストレージの設定オプションが含まれます。

たとえば、manifests/backends/nfs.pp ファイルには以下の設定が含まれます。

define cinder::backend::nfs (
  $volume_backend_name  = $name,
  $nfs_servers          = [],
  $nfs_mount_options    = undef,
  $nfs_disk_util        = undef,
  $nfs_sparsed_volumes  = undef,
  $nfs_mount_point_base = undef,
  $nfs_shares_config    = '/etc/cinder/shares.conf',
  $nfs_used_ratio       = '0.95',
  $nfs_oversub_ratio    = '1.0',
  $extra_options        = {},
) {

  file {$nfs_shares_config:
    content => join($nfs_servers, "\n"),
    require => Package['cinder'],
    notify  => Service['cinder-volume']
  }

  cinder_config {
    "${name}/volume_backend_name":  value => $volume_backend_name;
    "${name}/volume_driver":        value =>
      'cinder.volume.drivers.nfs.NfsDriver';
    "${name}/nfs_shares_config":    value => $nfs_shares_config;
    "${name}/nfs_mount_options":    value => $nfs_mount_options;
    "${name}/nfs_disk_util":        value => $nfs_disk_util;
    "${name}/nfs_sparsed_volumes":  value => $nfs_sparsed_volumes;
    "${name}/nfs_mount_point_base": value => $nfs_mount_point_base;
    "${name}/nfs_used_ratio":       value => $nfs_used_ratio;
    "${name}/nfs_oversub_ratio":    value => $nfs_oversub_ratio;
  }

  create_resources('cinder_config', $extra_options)

}

結果:

  • define ステートメントでは、cinder::backend::nfs と呼ばれる定義型が作成されます。定義型はクラスによく似ていますが、主な相違点は Puppet は定義型を複数回評価する点です。たとえば、複数の NFS バックエンドが必要なため、この設定では NFS 共有ごとに評価を複数回実行する必要があります。
  • 次の数行では、設定内のパラメーターとそのデフォルト値を定義します。cinder::backend::nfs の定義型に新しい値が渡された場合には、デフォルト値は上書きされます。
  • file 関数は、ファイルの作成を呼び出すリソース宣言です。このファイルには NFS 共有の一覧が含まれており、このファイルの名前はパラメーター $nfs_shares_config = '/etc/cinder/shares.conf で定義されます。以下は追加の属性です。

    • content 属性は 、$nfs_servers パラメーターを使用して一覧を作成します。
    • require 属性は、cinder パッケージが確実にインストールされるようにします。
    • notify 属性は cinder-volume サービスにリセットするように指示を出します。
  • cinder_config 関数は、モジュールの lib/puppet/ ディレクトリーからプラグインを使用するリソース宣言です。このプラグインは /etc/cinder/cinder.conf ファイルに設定を追加します。このリソースのそれぞれの行により、cinder.conf ファイルの適切なセクションに設定オプションが追加されます。たとえば、$name パラメーターが mynfs の場合には、属性は以下のようになります。

      "${name}/volume_backend_name":  value => $volume_backend_name;
      "${name}/volume_driver":        value =>
        'cinder.volume.drivers.nfs.NfsDriver';
      "${name}/nfs_shares_config":    value => $nfs_shares_config;

    以下のスニペットを cinder.conf ファイルに保存します。

    [mynfs]
    volume_backend_name=mynfs
    volume_driver=cinder.volume.drivers.nfs.NfsDriver
    nfs_shares_config=/etc/cinder/shares.conf
  • create_resources 関数は、ハッシュをリソースセットに変換します。この場合は、マニフェストにより $extra_options ハッシュがバックエンドの追加設定オプションに変換されます。これは、マニフェストのコアパラメーターに含まれていない設定オプションを追加する柔軟な方法を提供します。

これにより、ハードウェアの OpenStack ドライバーを設定するマニフェストを追加することの重要性が分かります。マニフェストは、director がハードウェアに適した設定オプションを追加する方法を提供します。マニフェストは、director がハードウェアをオーバークラウドで使用できるように設定する際の主要な統合ポイントの役割を果たします。