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第16章 Compute (nova) パラメーター

パラメーター説明

ConfigDownload

Config-download メソッドが使用されるかどうか。デフォルト値は False です。

ContainerCpusetCpus

コンテナーが使用することのできる CPU またはコアを、特定の CPU/コアに制限します。デフォルト値は all です。

ContainerNovaLibvirtUlimit

OpenStack Compute (nova) Libvirt コンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=131072', 'nproc=126960'] です。

DockerNovaComputeUlimit

OpenStack Compute (nova) コンピュートコンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=131072', 'memlock=67108864'] です。

DockerNovaMigrationSshdPort

ドッカー nova 移行対象 sshd サービスがバインドするポート。デフォルト値は 2022 です。

EnableConfigPurge

director で生成されていない設定を削除します。アップグレード後に以前の設定が残らないようにするために使用します。デフォルト値は False です。

EnableInstanceHA

インスタンス HA の設定を有効にするかどうかを定義します。この設定には、Compute ロールへの PacemakerRemote サービスの追加が必要です。デフォルト値は False です。

InstanceNameTemplate

インスタンス名の生成に使用するテンプレートの文字列。デフォルト値は instance-%08x です。

InternalTLSNbdCAFile

NBD TLS に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/pki/qemu/ca-cert.pem です。

InternalTLSQemuCAFile

qemu に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/pki/CA/certs/qemu.pem です。

InternalTLSVncCAFile

VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/pki/CA/certs/vnc.crt です。

KernelArgs

ホストに適用するカーネル引数

LibvirtCACert

これは、libvirt 内の TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、libvirt 内のデフォルト CA のパス (/etc/pki/CA/cacert.pem) へのシンボリックリンクです。libvirt のバックエンドである GNU TLS の制限により、ファイルは 65 K 以下にする必要がある点に注意してください (そのため、システムの CA バンドルは使用できません)。このパラメーターは、デフォルト (内部 TLSCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

LibvirtEnabledPerfEvents

これは、モニターとして使用することのできるパフォーマンスイベントリストです(例: cmt,mbml,mbmt)。ベースには Red Hat Enterprise Linux 7.4 を使用し、libvirt バージョンは 1.3.3 以上であることを確認します。また、通知を有効にし、cmt フラグをサポートする CPU を搭載したハードウェアを使用するようにしてください。

LibvirtLogFilters

フィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:libvirt 1:qemu 1:conf 1:security 3:event 3:json 3:file 3:object 1:util です。

LibvirtNbdCACert

これは、NBD TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルト CA のパス (/etc/pki/libvirt-nbd/ca-cert.pem) へのシンボリックリンクです。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSNbdCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

LibvirtTLSPassword

TLS が有効な場合の libvirt サービスのパスワード

LibvirtTLSPriority

コンパイル時のデフォルト TLS 優先度文字列をオーバーライドします。デフォルト値は NORMAL:-VERS-SSL3.0:-VERS-TLS-ALL:+VERS-TLS1.2 です。

LibvirtVncCACert

これは、VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルト CA のパス (/etc/pki/libvirt-vnc/ca-cert.pem) へのシンボリックリンクです。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSVncCAFile パラメーターで指定されている) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

MigrationSshKey

移行用の SSH 鍵。public_key および private_key の鍵を持つディクショナリーが必要です。値は SSH 公開/秘密鍵ファイルと全く同じでなければなりません。デフォルト値は {'public_key': '', 'private_key': ''} です。

MigrationSshPort

ssh を介したマイグレーションのターゲットポート。デフォルト値は 2022 です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronPhysnetNUMANodesMapping

物理ネットワーク名 (キー) と NUMA ノード (値) のマッピング(例: NeutronPhysnetNUMANodesMapping: {'foo': [0, 1], 'bar': [1]})。ここで、foo および bar は物理ネットワークの名前で、これに対応する値は関連する numa_nodes のリストです。

NeutronTunnelNUMANodes

すべてのトンネル化ネットワークの NUMA アフィニティーを設定するのに使用します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

NovaComputeCpuSharedSet

物理 CPU コアの一覧または範囲が、ベストエフォートのゲスト仮想 CPU リソースに使用されます (例: libvirt/QEMU のエミュレータースレッド)。たとえば、NovaComputeCpuSharedSet: [4-12,^8,15] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) および 15 を確保します。

NovaComputeLibvirtType

Libvirt ドメインの種別。デフォルトは kvm です。デフォルト値は kvm です。

NovaComputeLibvirtVifDriver

ネットワーク用の Libvirt VIF ドライバーの設定

NovaComputeOptEnvVars

オプションの環境変数の一覧

NovaComputeOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームの一覧

NovaCronArchiveDeleteAllCells

すべてのセルから削除されたインスタンスをアーカイブします。デフォルト値は True です。

NovaCronArchiveDeleteRowsAge

cron ジョブが削除されたインスタンスをアーカイブする (Age)。削除されたインスタンスエントリーをアーカイブする際の保持ポリシーを日数単位で定義します。0 は、シャドウテーブル内のその日以前のデータがアーカイブされることを意味します。デフォルト値は 90 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsDestination

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowsflush.log です。

NovaCronArchiveDeleteRowsHour

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMaxRows

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Max Rows)。デフォルト値は 1000 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUntilComplete

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Until complete)。デフォルト値は False です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUser

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronArchiveDeleteRowsWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedHour

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronDBArchivedMaxDelay

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

NovaCronDBArchivedMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

NovaCronDBArchivedMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronDBArchivedWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスをバックアップ不要な別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaDbSyncTimeout

OpenStack Compute (nova) データベースの同期のタイムアウト (秒単位)。デフォルト値は 300 です。

NovaDefaultFloatingPool

Floating IP アドレスのデフォルトプール。デフォルト値は public です。

NovaEnableDBPurge

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は True です。

NovaEnableNUMALiveMigration

NUMA トポロジーインスタンスのライブマイグレーションを有効にするかどうかを定義します。デフォルト値は False です。

NovaIPv6

OpenStack Compute (nova) の IPv6 機能を有効にします。デフォルト値は False です。

NovaLibvirtMemStatsPeriodSeconds

メモリー使用量の統計値表示期間 (秒単位)。ゼロまたは負の値の場合には、メモリー使用量の統計値表示が無効になります。デフォルト値は 10 です。

NovaLibvirtRxQueueSize

Virtio-net RX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtTxQueueSize

Virtio-net TX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtVolumeUseMultipath

ボリュームのマルチパス接続を有効にするかどうか。デフォルト値は False です。

NovaNfsEnabled

OpenStack Compute (nova) の NFS バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は False です。

NovaNfsOptions

nova ストレージの NFS マウントオプション (NovaNfsEnabled が true の場合)。デフォルト値は context=system_u:object_r:nfs_t:s0 です。

NovaNfsShare

nova ストレージをマウントするための NFS 共有 (NovaNfsEnabled が true の場合)

NovaNfsVersion

nova ストレージに使用する NFS バージョン (NovaNfsEnabled が true の場合)。NFSv3 は完全なロックをサポートしないため、NFSv4 バージョンを使用する必要があります。現在のインストールを破損しないように、デフォルトは以前のハードコーディングされたバージョン 4 です。デフォルト値は 4 です。

NovaOVSBridge

Open vSwitch で使用する統合ブリッジ名。デフォルト値は br-int です。

NovaPCIPassthrough

PCI パススルーのホワイトリストパラメーターの YAML リスト

NovaPassword

OpenStack Compute (nova) サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

NovaPlacementAPIInterface

placement API に使用するエンドポイントインターフェイス。デフォルト値は internal です。

NovaReservedHostMemory

ホストプロセス用に確保されるメモリー。デフォルト値は 4096 です。

NovaReservedHugePages

NUMA ノード ID、ページサイズ (デフォルトの単位は KiB)、および確保されるページ数を表す有効なキーと値の一覧。例: NovaReservedHugePages: ["node:0,size:2048,count:64","node:1,size:1GB,count:1"] は、NUMA ノード 0 に 2 MiB のページを 64 ページ、NUMA ノード 1 に 1 GiB のページを 1 ページ、それぞれ確保することを意味します。

NovaResumeGuestsShutdownTimeout

ゲストがシャットダウンするのを待機する秒数。このパラメーターを 0 に設定すると、タイムアウトは発生しません (ゲストがシャットダウン要求に応答しない場合があるため、注意して使用してください)。デフォルト値は 300 秒 (5 分) です。デフォルト値は 300 です。

NovaResumeGuestsStateOnHostBoot

コンピュートホストのリブート時に実行中のインスタンスを起動するかどうか。デフォルト値は False です。

NovaSchedulerAvailableFilters

OpenStack Compute (nova) がノードのフィルターリングに使用する利用可能なフィルターの一覧

NovaSchedulerDefaultFilters

ノードをフィルターリングするために OpenStack Compute (nova) が使用するフィルターアレイ。OpenStack Compute は、これらのフィルターをリスト順に適用します。フィルターリングのプロセスがより効率的になるように、最も制限の厳しいフィルターを最初に配置します。

NovaSchedulerDiscoverHostsInCellsInterval

この値は、セルに追加された新規ホストの検出をスケジューラーが試みる頻度 (秒単位) です。デフォルト値の -1 は、定期タスクを完全に無効化します。OpenStack Bare Metal (ironic) を使用するデプロイメントには、このパラメーターを設定することを推奨します。デフォルト値は -1 です。

NovaSchedulerMaxAttempts

インスタンスをデプロイする際のスケジューラーの最大試行回数。スケジューリング時に競合状態が発生しないように、一度にデプロイする予定のベアメタルノードの数以上に維持する必要があります。デフォルト値は 3 です。

NovaSchedulerWorkers

OpenStack Compute (nova) スケジューラーサービスのワーカー数。デフォルト値は 1 です。

NovaVcpuPinSet

仮想マシンプロセス用に確保する物理 CPU コアの一覧または範囲。たとえば、NovaVcpuPinSet: [4-12,^8] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) を確保します。

NovaWorkers

Compute の Conductor サービスのワーカー数。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。デフォルト値は 0 です。

OvsDpdkSocketMemory

NUMA ノードごとに割り当てるヒュージページメモリーの容量を設定します。目的の DPDK NIC に使用する PCIe スロットに最も近いソケットの使用が推奨されます。形式は "<socket 0 mem>, <socket 1 mem>, <socket n mem>" で、値は MB 単位で指定します。たとえば、"1024,0" となります。

QemuCACert

このパラメーターは、qemu に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルト CA のパス (/etc/pki/qemu/ca-cert.pem) へのシンボリックリンクです。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSQemuCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

StackUpdateType

StackAction が UPDATE の場合に UPGRADE と UPDATE のケースを区別するための更新のタイプ (両方とも同じ stack アクション)

UpgradeLevelNovaCompute

OpenStack Compute アップグレードレベル

UseTLSTransportForNbd

true に設定して、EnableInternalTLS が有効な場合には、libvirt NBD の TLS トランスポートが有効となり、libvirt の関連するキーが設定されます。デフォルト値は True です。

UseTLSTransportForVnc

true に設定して、EnableInternalTLS が有効な場合には、libvirt VNC の TLS トランスポートが有効となり、libvirt の関連するキーが設定されます。デフォルト値は True です。

VerifyGlanceSignatures

イメージの署名を検証するかどうか。デフォルト値は False です。

VhostuserSocketGroup

vhost-user ソケットディレクトリーのグループ名。デフォルトは qemu です。vhostuser モードが dpdkvhostuserclient (デフォルトモード) の場合には、qemu により vhost ソケットが作成されます。デフォルト値は qemu です。