Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform
4.3. オーバークラウドの更新準備タスクの実施
更新するには、openstack overcloud update prepare
コマンドを実行する必要があります。このコマンドにより、次のタスクが実行されます。
- オーバークラウドのプランを OpenStack Platform 13 に更新する
- 更新に向けてノードを準備する
手順
stackrc
ファイルを取得します。$ source ~/stackrc
更新準備コマンドを実行します。
$ openstack overcloud update prepare \ --templates \ -r <ROLES DATA FILE> \ -n <NETWORK DATA FILE> \ -e /home/stack/templates/overcloud_images.yaml \ -e /home/stack/templates/updates-environment.yaml \ -e <ENVIRONMENT FILE> \ -e <ENVIRONMENT FILE> \ --stack <STACK_NAME> ...
以下のオプションの中で、お使いの環境に適切なオプションを追加します。
-
カスタム設定環境ファイル (
-e
) -
新しいコンテナーイメージの場所が記載された環境ファイル (
-e
)。更新のコマンドで--container-registry-file
の使用に関する警告が表示される場合があることに注意してください。このオプションは非推奨になり、コンテナーイメージの環境ファイルには-e
の使用が推奨されるようになっているので、この警告は無視して問題ありません。 -
専用のカスタムロールを使用する場合は、カスタムロール (
roles_data
) ファイルを追加します (-r
)。 -
カスタムネットワークを使用する場合は、コンポーザブルネットワーク (
network_data
) ファイルを追加します (-n
)。 -
高可用性クラスターをデプロイする場合は、更新の準備コマンドに
--ntp-server
オプションを追加するか、または環境ファイルにNtpServer
パラメーターおよび値を追加します。 -
オーバークラウドスタックの名前がデフォルトの名前
overcloud
とは異なる場合は、更新の準備コマンドに--stack
オプションを追加し、<STACK_NAME>
を実際のスタック名に置き換えます。
-
カスタム設定環境ファイル (
- 更新の準備が完了するまで待ちます。