Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform

4.9. 更新の最終処理

更新には、オーバークラウドスタックを更新する最終ステップが必要です。これにより、スタックのリソース構造が Red Hat OpenStack Platform 13 の標準のデプロイメントと一致し、今後、通常の openstack overcloud deploy の機能を実行できるようになります。

手順

  1. stackrc ファイルを取得します。

    $ source ~/stackrc
  2. 更新の最終処理のコマンドを実行します。

    $ openstack overcloud update converge \
        --templates \
        --stack <STACK_NAME> \
        -e /home/stack/templates/overcloud_images.yaml \
        -e /home/stack/templates/updates-environment.yaml \
        -e <ENVIRONMENT FILE>
        ...

    以下のオプションの中で、お使いの環境に適切なオプションを追加します。

    • カスタム設定環境ファイル (-e)
    • 新しいコンテナーイメージの場所が記載された環境ファイル (-e)。更新のコマンドで --container-registry-file の使用に関する警告が表示される場合があることに注意してください。このオプションは非推奨になり、コンテナーイメージの環境ファイルには -e を使用することが推奨されるようになっているので、この警告は無視して問題ありません。
    • 該当する場合は、カスタムロール (roles_data) のファイル (--roles-file)
    • 該当する場合は、コンポーザブルネットワーク (network_data) のファイル (--networks-file)
    • オーバークラウドスタックの名前がデフォルトの名前 overcloud とは異なる場合は、更新の準備コマンドに --stack オプションを追加し、<STACK_NAME> を実際のオーバークラウドスタック名に置き換えます。
  3. 更新の最終処理が完了するまで待ちます。