Menu Close
Settings Close

Language and Page Formatting Options

Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform

6.2. PCI パススルー用コンピュートノードの設定

クラウドユーザーが PCI デバイスがアタッチされたインスタンスを作成できるようにするには、PCI デバイスを持つコンピュートノードとコントローラーノードの両方を設定する必要があります。

手順

  1. PCI パススルー用にオーバークラウド上のコントローラーノードを設定するには、環境ファイル (例: pci_passthru_controller.yaml) を作成します。
  2. pci_passthrough_controller.yamlNovaSchedulerDefaultFilters パラメーターに PciPassthroughFilter を追加します。

    parameter_defaults:
      NovaSchedulerDefaultFilters: ['AvailabilityZoneFilter','ComputeFilter','ComputeCapabilitiesFilter','ImagePropertiesFilter','ServerGroupAntiAffinityFilter','ServerGroupAffinityFilter','PciPassthroughFilter','NUMATopologyFilter']
  3. コントローラーノード上のデバイスの PCI エイリアスを指定するには、以下の設定を pci_passthrough_controller.yaml に追加します。

    parameter_defaults:
      ...
      ControllerExtraConfig:
        nova::pci::aliases:
          - name: "a1"
            product_id: "1572"
            vendor_id: "8086"
            device_type: "type-PF"

    device_type フィールドの設定に関する詳細は、「PCI パススルーデバイス種別フィールド」を参照してください。

    注記

    nova-api サービスが Controller 以外のロールで実行されている場合は、ControllerExtraConfig<Role>ExtraConfig の形式でユーザーロールに置き換えます。

  4. (オプション): PCI パススルーデバイスにデフォルトの NUMA アフィニティーポリシーを設定するには、ステップ 3 の numa_policy 設定に nova::pci::aliases: を追加します。

    parameter_defaults:
      ...
      ControllerExtraConfig:
        nova::pci::aliases:
          - name: "a1"
            product_id: "1572"
            vendor_id: "8086"
            device_type: "type-PF"
            numa_policy: "preferred"
  5. PCI パススルー用にオーバークラウド上のコンピュートノードを設定するには、環境ファイル (例: pci_passthrough_compute.yaml) を作成します。
  6. コンピュートノード上のデバイスの利用可能な PCI を指定するには、vendor_id および product_id オプションを使用して、インスタンスへのパススルーに使用できる PCI デバイスのプールに、一致するすべての PCI デバイスを追加します。たとえば、すべての Intel® Ethernet Controller X710 デバイスをインスタンスへのパススルーに使用できる PCI デバイスのプールに追加するには、以下の設定を pci_passthrough_compute.yaml に追加します。

    parameter_defaults:
      ...
      ComputePCIParameters:
        NovaPCIPassthrough:
          - vendor_id: "8086"
            product_id: "1572"

    NovaPCIPassthrough の設定方法の詳細は、「Guidelines for configuring NovaPCIPassthrough」を参照してください。

  7. インスタンスの移行およびサイズ変更の操作を行うために、コンピュートノードの PCI エイリアスのコピーを作成する必要があります。PCI パススルー用コンピュートノード上のデバイスの PCI エイリアスを指定するには、以下の設定を pci_passthrough_compute.yaml に追加します。

    parameter_defaults:
      ...
      ComputePCIExtraConfig:
        nova::pci::aliases:
          - name: "a1"
            product_id: "1572"
            vendor_id: "8086"
            device_type: "type-PF"
    注記

    コンピュートノードのエイリアスは、コントローラーノードのエイリアスと同じでなければなりません。したがって、pci_passthrough_controller.yamlnova::pci::aliasesnuma_affinity を追加した場合は、pci_passthrough_compute.yamlnova::pci::aliases にも追加する必要があります。

  8. PCI パススルーをサポートするためにコンピュートノードのサーバー BIOS で IOMMU を有効にするには、pci_passthrough_compute.yamlKernelArgs パラメーターを追加します。たとえば、Intel IOMMU を有効にするには、以下の KernalArgs 設定を使用します。

    parameter_defaults:
      ...
      ComputePCIParameters:
        KernelArgs: "intel_iommu=on iommu=pt"

    AMD IOMMU を有効にするには、KernelArgs"amd_iommu=on iommu=pt" に設定します。

  9. その他の環境ファイルと共にこれらのカスタム環境ファイルをスタックに追加して、オーバークラウドをデプロイします。

    (undercloud)$ openstack overcloud deploy --templates \
      -e [your environment files] \
      -e /home/stack/templates/pci_passthrough_controller.yaml \
      -e /home/stack/templates/pci_passthrough_compute.yaml \
  10. クラウドユーザーが PCI デバイスを要求するのに使用できるフレーバーを作成および設定します。以下の例では、ステップ 7 で定義したエイリアスを使用して、それぞれベンダー ID および製品 ID が 8086 および 1572 の 2 つのデバイスを要求します。

    (overcloud)# openstack flavor set \
     --property "pci_passthrough:alias"="a1:2" device_passthrough

検証

  1. PCI パススルーデバイスを設定してインスタンスを作成します。

    # openstack server create --flavor device_passthrough \
     --image <image> --wait test-pci
  2. クラウドユーザーとしてインスタンスにログインします。詳細は、「インスタンスへのログイン」を参照してください。
  3. インスタンスが PCI デバイスにアクセスできることを確認するには、インスタンスから以下のコマンドを入力します。

    $ lspci -nn | grep <device_name>