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第8章 リソースの問題のトラブルシューティング

リソースに異常が発生した場合は、問題の原因と場所を調査し、異常が発生したリソースを修正し、必要に応じてリソースをクリーンアップする必要があります。デプロイメントによって、リソース異常にはさまざまな原因が考えられ、リソースを調査して問題の修正方法を決定する必要があります。

たとえば、リソースの制約を確認することで、リソースが相互に障害とならないようにし、また互いに接続できるようにすることができます。他のコントローラーノードよりも頻繁にフェンシングされるコントローラーノードを調査し、通信の問題を識別できる場合もあります。

8.1. リソースの制約の表示

サービスがどのように起動されるかに関する制約を表示することができます。これには、各リソースが配置される場所、リソースが起動される順序、別のリソースと共に配置する必要があるかどうか、などの制約が含まれます。

すべてのリソース制約の表示

任意のコントローラーノードで、pcs constraint show コマンドを実行します。

$ sudo pcs constraint show

以下の例には、Controller ノードで pcs constraint show コマンドを実行した場合の出力を示しており、途中省略しています。

Location Constraints:
  Resource: galera-bundle
    Constraint: location-galera-bundle (resource-discovery=exclusive)
      Rule: score=0
        Expression: galera-role eq true
  [...]
  Resource: ip-192.168.24.15
    Constraint: location-ip-192.168.24.15 (resource-discovery=exclusive)
      Rule: score=0
        Expression: haproxy-role eq true
  [...]
  Resource: my-ipmilan-for-controller-0
    Disabled on: overcloud-controller-0 (score:-INFINITY)
  Resource: my-ipmilan-for-controller-1
    Disabled on: overcloud-controller-1 (score:-INFINITY)
  Resource: my-ipmilan-for-controller-2
    Disabled on: overcloud-controller-2 (score:-INFINITY)
Ordering Constraints:
  start ip-172.16.0.10 then start haproxy-bundle (kind:Optional)
  start ip-10.200.0.6 then start haproxy-bundle (kind:Optional)
  start ip-172.19.0.10 then start haproxy-bundle (kind:Optional)
  start ip-192.168.1.150 then start haproxy-bundle (kind:Optional)
  start ip-172.16.0.11 then start haproxy-bundle (kind:Optional)
  start ip-172.18.0.10 then start haproxy-bundle (kind:Optional)
Colocation Constraints:
  ip-172.16.0.10 with haproxy-bundle (score:INFINITY)
  ip-172.18.0.10 with haproxy-bundle (score:INFINITY)
  ip-10.200.0.6 with haproxy-bundle (score:INFINITY)
  ip-172.19.0.10 with haproxy-bundle (score:INFINITY)
  ip-172.16.0.11 with haproxy-bundle (score:INFINITY)
  ip-192.168.1.150 with haproxy-bundle (score:INFINITY)

この出力には、以下の主要な制約種別が表示されています。

Location Constraints

リソースを割り当てることのできる場所を一覧表示します。

  • 最初の制約は、galera-role 属性が true に設定されたノードで実行する galera-bundle リソースを設定するルールを定義します。
  • 場所に関する 2 番目の制約は、IP リソース ip-192.168.24.15haproxy-role 属性が true に設定されたノードでのみ実行されることを指定します。これは、クラスターが IP アドレスを haproxy サービスに関連付けることを意味し、サービスを到達可能にするために必要です。
  • 場所に関する 3 番目の制約は、ipmilan リソースが各コントローラーノードで無効化されることを意味します。
Ordering Constraints

リソースを起動することのできる順序を一覧表示します。この例は、仮想 IP アドレスリソース IPaddr2 は HAProxy サービスより先に起動しなければならない、という制約を示しています。

注記

順序に関する制約は、IP アドレスリソースおよび HAProxy にのみ適用されます。Compute などのサービスは、Galera などの依存関係にあるサービスの中断に対する耐性があると予想されるため、その他すべてのリソースは systemd により管理されます。

Colocation Constraints
共に配置する必要があるリソースを一覧表示します。すべての仮想 IP アドレスは haproxy-bundle リソースにリンクされています。

Galera の場所に関する制約の表示

任意のコントローラーノードで、pcs property show コマンドを実行します。

$ sudo pcs property show

出力例:

Cluster Properties:
 cluster-infrastructure: corosync
 cluster-name: tripleo_cluster
 dc-version: 1.1.16-12.el7_4.5-94ff4df
 have-watchdog: false
 redis_REPL_INFO: overcloud-controller-0
 stonith-enabled: false
Node Attributes:
 overcloud-controller-0: cinder-volume-role=true galera-role=true haproxy-role=true rabbitmq-role=true redis-role=true rmq-node-attr-last-known-rabbitmq=rabbit@overcloud-controller-0
 overcloud-controller-1: cinder-volume-role=true galera-role=true haproxy-role=true rabbitmq-role=true redis-role=true rmq-node-attr-last-known-rabbitmq=rabbit@overcloud-controller-1
 overcloud-controller-2: cinder-volume-role=true galera-role=true haproxy-role=true rabbitmq-role=true redis-role=true rmq-node-attr-last-known-rabbitmq=rabbit@overcloud-controller-2

この出力では、galera-role 属性がすべてのコントローラーノードで true であることを確認できます。これは、galera-bundle リソースがこれらのノードでのみ実行されることを意味します。これと同じ概念が、場所に関する他の制約に関連付けられたその他の属性に適用されます。