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5.10. ディスク設定が異なる Ceph または HCI ノードの環境変数の更新

HCI ノードの場合には、Compute サービスのアップグレードにはディスク定義に古い構文を使用し、ストレージサービスのアップグレードにはディスク定義に新しい構文を使用します。「Ceph Storage または HCI ノードのアップグレードの準備」を参照してください。ただし、ディスク設定が異なる場合も構文を更新しなければならない場合があります。

アップグレードするノードのディスクが同一ではない場合には、異なるディスク設定となります。たとえば、HCI ノードと Ceph Storage ノードが混在するケースでは、ディスク設定が異なります。

OpenStack Platform 12 から ceph-ansible が使用されるようになり、ディスク設定が異なる混在ノードを更新する際の構文が変更されています。つまり、OpenStack Platform 12 以降、ディスクを定義するために RoleExtraConfig のコンポーザブルロール構文を使用することはできません。以下の例を参照してください。

以下の例は、OpenStack Platform 12 以降では機能しません。

CephStorageExtraConfig:
  ceph::profile::params::osds:
    '/dev/sda'
    '/dev/sdb'
    '/dev/sdc'
    '/dev/sdd'

ComputeHCIExtraConfig:
  ceph::profile::params::osds:
    '/dev/sda'
    '/dev/sdb'

OpenStack Platform 12 以降は、アップグレードの前にテンプレートを更新する必要があります。異種ディスク設定のテンプレート更新方法に関する詳細は、コンテナー化された Red Hat Ceph を持つオーバークラウドのデプロイ異なる設定の Ceph Storage ノードへのディスクレイアウトのマッピング を参照してください。