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5.18. 事前にプロビジョニングされたノードのアップグレードの準備
事前にプロビジョニングされたノードは、director の管理外で作成されたノードです。事前にプロビジョニングされたノードを使用するオーバークラウドでは、アップグレードの前にいくつかの追加手順が必要です。
前提条件
- オーバークラウドは、事前にプロビジョニングされたノードを使用します。
手順
次のコマンドを実行して、ノード IP アドレスのリストを
OVERCLOUD_HOSTS
環境変数に保存します。$ source ~/stackrc $ export OVERCLOUD_HOSTS=$(openstack server list -f value -c Networks | cut -d "=" -f 2 | tr '\n' ' ')
次のスクリプトを実行します。
$ /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/deployed-server/scripts/enable-ssh-admin.sh
アップグレードを続行します。
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事前にプロビジョニングされたノードで
openstack overcloud upgrade run
コマンドを使用する場合は、--ssh-user tripleo-admin
パラメーターを含めます。 Compute ノードまたは Object Storage ノードをアップグレードする場合は、以下を使用します。
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upgrade-non-controller.sh
スクリプトで-U
オプションを使用して、stack
ユーザーを指定します。これは、事前にプロビジョニングされたノードのデフォルトユーザーがheat-admin
ではなくstack
であるためです。 --upgrade
オプションでノードの IP アドレスを使用します。これは、ノードが director の Compute (nova) サービスおよび Bare Metal (ironic) サービスで管理されておらず、ノード名がないためです。以下に例を示します。
$ upgrade-non-controller.sh -U stack --upgrade 192.168.24.100
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事前にプロビジョニングされたノードで
関連情報
- 事前にプロビジョニングされたノードの詳細については、director のインストールおよび使用 ガイドの 事前にプロビジョニングされたノードを使用した基本的なオーバークラウドの設定 を参照してください。