Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform

6.10. 環境ファイルを使用したオーバークラウドのカスタマイズ

アンダークラウドには、オーバークラウドの作成プランとして機能するさまざまな Heat テンプレートが含まれます。YAML フォーマットの環境ファイルを使って、オーバークラウドの特性をカスタマイズすることができます。必要に応じていくつでも環境ファイルを追加することができます。ただし、後で実行される環境ファイルで定義されているパラメーターとリソースが優先されることになるため、環境ファイルの順番は重要です。以下の一覧は、環境ファイルの順序の例です。

  • 各ロールおよびそのフレーバーごとのノード数。オーバークラウドを作成するには、この情報の追加は不可欠です。
  • コンテナー化された OpenStack サービスのコンテナーイメージの場所。このファイルは、「5章コンテナーイメージのソースの設定」で説明したオプションのいずれかで作成されたものです。
  • 任意のネットワーク分離ファイル。Heat テンプレートコレクションの初期化ファイル (environments/network-isolation.yaml) から開始して、次にカスタムの NIC 設定ファイル、最後に追加のネットワーク設定の順番です。
  • 外部のロードバランサーを使用している場合には、外部の負荷分散機能の環境ファイル。詳しい情報は、『External Load Balancing for the Overcloud』を参照してください。
  • Ceph Storage、NFS、iSCSI などのストレージ環境ファイル。
  • Red Hat CDN または Satellite 登録用の環境ファイル。
  • その他のカスタム環境ファイル
注記

/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments ディレクトリーには、コンテナー化されたサービスを有効にする環境ファイル (docker.yaml および docker-ha.yaml) が含まれます。OpenStack Platform director は、オーバークラウドのデプロイメント時にこれらのファイルを自動的に追加します。デプロイコマンドでこれらのファイルを手動で追加しないでください。

カスタム環境ファイルは、別のディレクトリーで管理することを推奨します (たとえば、templates ディレクトリー)。

『オーバークラウドの高度なカスタマイズ』を使用して、オーバークラウドの詳細機能をカスタマイズすることができます。

Heat テンプレートおよび環境ファイルの詳細については、『オーバークラウドの高度なカスタマイズ』の「Heat テンプレートの理解」の章を参照してください。

重要

基本的なオーバークラウドでは、ブロックストレージにローカルの LVM ストレージを使用しますが、この設定はサポートされません。ブロックストレージには、外部ストレージソリューション (Red Hat Ceph Storage 等) を使用することを推奨します。