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Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform
13.2. バックアップまたはスナップショットからのコントローラーノードの復元
コントローラーノードに障害が発生するが、物理ディスクがまだ機能している場合には、ノード自体を置き換えることなく、バックアップまたはスナップショットからノードをリストアすることができます。
重要
障害が発生したコントローラーノードで PXE ブートに使用する NIC の MAC アドレスが、ディスク置き換え後も同じままであることを確認します。
手順
- コントローラーノードが Red Hat Virtualization ノードであり、スナップショットを使用してコントローラーノードをバックアップする場合は、スナップショットからノードを復元します。詳細は、『Red Hat Virtualization 仮想マシン管理ガイド』の「スナップショットを使用した仮想マシンの復元」 を参照してください。
- コントローラーノードが Red Hat Virtualization ノードであり、バックアップストレージドメインを使用する場合は、バックアップストレージドメインからノードを復元します。詳細は、『Red Hat Virtualization 管理ガイド』の 「バックアップストレージドメインを使用した仮想マシンのバックアップと復元」 を参照してください。
- ReaR(Relax-and-Recover)ツールからコントローラーノードのバックアップイメージがある場合には、ReaR ツールを使用してノードを復元します。詳細は、『アンダークラウドと コントロールプレーンのバックアップおよびリストア』の「コントロールプレーンの復元」 を参照してください。
- バックアップまたはスナップショットからノードを復旧した後には、Galera ノードを個別に復元する必要がある場合があります。詳しくは、アーティクル「How Galera works and how to rescue Galera clusters in the context of Red Hat OpenStack Platform」を参照してください。
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バックアップの復元が完了したら、必要なすべての環境ファイルを指定して
openstack overcloud deploy
コマンドを実行し、コントローラーノードの設定がクラスター内の他のノードの設定と一致していることを確認します。 - ノードのバックアップがない場合には、標準のコントローラー置き換え手順に従う必要があります。